腰椎椎間板ヘルニアのはずが、筋肉緩めたら痛みが取れちゃった。大和市中央林間の整体

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ハムストリングス

3ヶ月位前から、脚に痛みがあり、病院へ行ったら「腰椎椎間板ヘルニア」と診断された50代男性のクライアントさん。症状は、太ももの後ろ側の痛みで、長い時間座って仕事ができないということと、突然、激しい痛みに襲われることが1日に何回かある。病院では痛み止めを処方されただけで、しばらく様子を見ることになったそうです。それでも、症状が改善しないというので、中央林間カイロのホームページを見て当オフィスに来てくれました。

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医師は、レントゲン(X-ray)で腰椎の4番と5番の間のヘルニアによる痛みだという診断をしたそうです。MRIは撮っていないそうです。

※レントゲンに椎間板は写りません。レントゲンが写せるのは骨です。椎間板ヘルニアの存在を確定するにはMRIを撮る必要があります。おそらく腰椎4/5間の間隔や変形などからヘルニアの可能性を想像したのだと思います。

ですが、腰椎4/5に椎間板ヘルニアが実際にあったとして、医師は本当にそれが原因だと思ったのだろうか?医師が神経の支配領域を知らない(勉強していない)なんてことはないはずです。おそらく他に構造的な問題が見つからないから、ヘルニアを悪者にしてしまっているようにしか思えません。

腰椎4番5番間の椎間板ヘルニアで、太ももの後ろに痛みはでません

デルマトーム(皮膚分節)というのがあります。これは脊髄神経が特定の皮膚の領域の表在感覚を支配していることを示した図です。例えば、太ももの前面にあるL3というのは、第3腰神経(腰椎3/4の間から出る神経。以下、腰神経をLと表記)が、表在感覚を支配していることを示しています。


デルマトーム

椎間板ヘルニアが腰椎4/5間にあった場合、症状が出る範囲はL4かL5の支配している領域になります。これはヘルニアの位置(内側性、外側性)によって障害される神経が異なるからです。もし内側性ヘルニアであればL5、外側性であればL4の神経が障害(理由については「腰椎4/5間の椎間板ヘルニアではL5の神経障害が起こります。」をご覧ください)されます。

では、腰椎4/5間のヘルニアで障害される可能性のあるL4とL5が、体のどの領域を支配しているか見てください。太ももの後ろ側はS1、S2(Sは仙骨神経)と書いてあって、L4,L5は足の外側から膝、足の親指の方へ向かっていますよね。ですから、腰椎4/5間のヘルニアで太ももの後ろに痛みが出ることはありません。

この時点で、腰椎椎間板ヘルニアが症状の原因とは考えられないことは分かっていますが、中央林間カイロでは、しっかりと、その他の整形外科学検査、神経学的検査を行って、神経障害ではないことを確認します。

太ももの後ろの筋肉、ハムストリングスの問題

このクライアントさんは、体を前に倒す前屈をすると、症状が強くなります。ここから、前屈する際に負担のかかる筋肉や関節が症状を出している可能性が想像できます。前屈する時の動作をよく観察すると、前屈し始めるとすぐに膝を曲げているのが分かりました。これはハムストリングス(下図)が硬い人に起こる特徴です。つまり、このクライアントさんのハムストリングスが硬くなっていることは間違いありません。まだ、症状の原因かどうかは、分からないので、一度、ハムストリングスを緩めてみます。すると、先ほどまで前屈の時に出ていた痛みの強さが半分くらいまで減ったと言います。これで、ハムストリングスが症状の原因であった可能性が一層高まります。

ハムストリングス

ここまで分かれば、ハムストリングスの筋肉を緩めることと、ハムストリングスに負担がかからないよにするためのバランスを調整する、という方針が立てられます。この方針に従って、クライアントさんには、自宅でのストレッチなどを指導しました。

2回目(4日後)で、今まで仕事で座ってしていると、1時間くらいで耐えられなくなったのが、半日くらいはなんとか我慢できるようになった、突然の痛みに襲われる回数も減った、と仰っていました。効果が見られたので1回目に立てた方針で施術を行いました。

3回目(さらに4日後)で、2回目よりさらに良くなったが、まだ、長時間座っていると痛みが出てくる。しかし、この4日間で突然の痛みが出ることは無かった。

4回目(さらに7日後)で、1日座って仕事が出来るようになった。突然の痛みも出ていない。ただ、左右で比べると、症状が出ていた方のハムストリングスがまだ固いので、症状が出なくなっても、ストレッチは続けるようにお願いしました。

まとめ

レントゲンだけの画像で腰椎椎間板ヘルニアと診断されることは少なくありません。しかし、レントゲンだけでは腰椎椎間板ヘルニアを確認することは出来ません。しかも、たとえ実際に椎間板ヘルニアがあっても症状の原因とは限りません。実は脚の痛みやしびれは、筋肉の障害で起こることの方が多くあります。とくにお尻や脚の筋肉が硬い人は気を付けてください。

実際に腰神経の障害に対応した症例は「神経圧迫による脚の痛みやしびれ1~2」をご覧ください。

神経障害のメカニズムについては「圧迫による末梢神経障害(坐骨神経痛、椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群など)」をご覧ください。

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施術も行っています

神奈川県大和市でカイロプラクティックをしています。

骨盤や背骨を矯正することがカイロプラクティックではありません。カイロプラクティックは神経の伝達を最適な状態にすることを目的としています。体のバランス、痛み、しびれ、自律神経障害、運動障害・・・すべてに神経が関わっています。筋肉や骨だけを考えていては、改善しない症状がたくさんあります。

もし、私の書いたブログを読んで、施術を受けてみたいと思っていただけたなら、いつでもご連絡ください。きっとお役に立てると思います。

 


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