【動画付】不安や心配事が頭から離れない理由

不安になったり心配ばかりしてしまう人は、何度も何度もそのことを考えてしまいますよね。そして、それがいつの間にか、考えているわけでもないのに、突然意識に上がってきて急に不安に襲われるようになります。

これは、脳がその不安を学習してしまったからです。最初のうちは不安や心配事を思い出すことによって、不安を感じるという作業を脳内で行っていました。この作業には脳の前頭葉や海馬、扁桃体といった、脳のたくさんの部分で信号のやり取りがあって、そして意識の表面に上がってきて思い出されます。

しかし、何度も何度もこの作業を繰り返し行っていると、脳はその信号のやり取りを最適化して、最短の経路を通って、簡単に記憶を意識の表面に上げられるように学習します。

歌

例えば、皆さん一度は、1つの歌や音楽にはまって、その曲を何度も聞いたり歌ったりしたことありませんか?

最初のうちは意識して思い出しながらじゃないと歌えなかったのに、しばらくすると、すぐに思い出せるようなって、それを繰り返しているうちに、思い出すつもりもないのに、突然、頭の中にその曲が流れだす、なんて経験、一度はありませんか?

これは脳が思い出すまでの情報のやり取りを学習して、簡単に意識の表面に上がりやすくなってしまったからです。

すると、特に何も考えていないような、頭を使っていないときに意識に上がってきてしまいます。不安なことについても同じです。何度も何度も考えているうちに、脳が学習してしまい、考えてもいないのに意識に上がってくるようになって、突然不安に襲われるようになります。

そして、その学習が行われるときに何かと関連づけられてしまうともあります。

例えば、友達に何か嫌がらせをされているときに、遠くの方で救急車のサイレンが鳴っていたとします。すると、その嫌な記憶とサイレンの音が関連付けられてしまって、サイレンの音を聞くたびに、その時のことを思い出して嫌な感情が沸き上がるようになります。

これが繰り返されることで、サイレンの音→嫌な記憶→嫌な気分だったのが、サイレンの音=嫌な気分、というように記憶の部分を飛ばして感情に作用するというような条件付けがされてしまいます。

繋がり

不安や心配を忘れる方法はあるのか?

では、脳が学習してしまった不安を忘れることができないかというと、そういうわけではありません。ただ、簡単なことではありません。

先ほど言った、頭に染み付いた歌や音楽ですが、それが今も頭に染み付いているかというと、ほとんどの人は、思いだそうと思えば思い出せるけど、今は忘れていることの方が多い、という人がほとんどだと思います。

これと同じようなことが出来れば、学習してしまった不安も、突然、意識に上がってくるようなことはなくなります。

では、どうして一度染み付いた歌や音楽が頭から離れたかという理由について。

脳は2つの似たようなことを同時に行うことができません。たとえば、Aさんと話をしながら、Bさんの話を聞くことはできません。これは「話す」と「聞く」で脳の使う部分が被ってしまっているからです。

つまり、生活していると、いろいろなことに意識が向きますよね。友達のこと考えたり、好きな人のことを考えたり、勉強だったり、仕事だったり、と。一つのことだけを考えていては生活が出来なくなります。そうやって、たくさんのことを考えるうちに、その歌や音楽について意識することがどんどん減っていきます。

すると、使われていない神経の繫がりは希薄になり、再びその曲を思い出すには「思い出す」という作業が必要になってくるので、簡単には意識の表面に上がってこないようになります。

心配や不安も同じです。他のことに意識を向けている限りは、その不安に意識が向きにくくなります。それを繰り返すことで不安や心配に関連する脳の繋がりが希薄になります。だから、まずは、そうやって意識がそっちに向かわないように、何かを行うことが大事です。もちろん、これは言うのは簡単ですが、実行するのは簡単ではありません。ですが、これに取り組んでいかないと、いつまで経っても不安が付きまとうことになってしまいます。

実は運動と食事も重要

この思考に大きく関係してくるのが、セロトニンやドーパミン、GABAといったホルモン(神経伝達物質)なんです。ホルモンの働きの低下によって、不安という感情を呼び起こしやすくなってしまいます。

これらホルモンは食事からとる栄養素から作られています。そして、栄養素からホルモンを合成するまでには、運動も大きな影響を与えます。

この栄養と運動についてはまた別の記事で書きたいと思いますので、気になる方は、ぜひ中央林間カイロプラクティックオフィスのホームページをブックマークしておいてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。