【坐骨神経痛】休み休みじゃないと歩けない

坐骨神経痛

60代男性/仕事:自営業/運動:ゴルフ、バトミントン
主訴:右の腰と右の脛
痛みの強さ(10が最大で日常生活困難):7

前日、ゴルフの後から右の腰と脛に痛みが出だした。右足に体重をかけると痛みが強くなる。翌朝、痛みが落ち着いていたので犬の散歩に出たが、途中から休み休みじゃないと歩けない位の強い痛みが出るようになった。同じようなことが以前にもあった。

中央林間カイロによる見立てとアプローチ

右足に体重をかけるような動作をしてもらうと、脛の痛みが強くなります。体を右に倒す動作で、脛の痛みが強くなり、腰は少しだけ痛みが出る。腰を後ろに反ると腰の右側の痛みが強くなり、脛も少しだけ痛みが強くなる。

神経学的な検査をすると、腰神経4番5番が支配している筋肉の力に低下が見られます。ただし、検査結果からは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などを伺わせるような反応はありません。これらから腰椎の関節の何らかの問題で、神経を刺激している可能性が高いと考えました。いわゆる坐骨神経痛です。

1回目、まずは腰椎と骨盤の殿筋を調整しました。この方は、検査中や施術中、仰向けに寝ていると腰に痛みを訴えていてました。そのため大腰筋(下図)を緩めて、腰の反りを減らしたところ、仰向けでの腰の痛みはなくなりました。

これは骨盤が前に倒れていて、腰が反り過ぎていたことが原因です。その後、施術前に痛みが出ていた動作をしてもらったところ、最初の半分以下まで痛みが軽減しました。

2回目(初回の翌日)、翌日の朝、再び犬の散歩中に痛みが走り、急きょその日のうちに来院。1回目の時と同様、右へ体を倒す、腰を反る動作で痛みが強くなります。施術も1回目と同じ。施術後、体を横に倒す、腰を反る動作ともに痛みが出ないで行えるように。

3回目(初回から6日後)、少し違和感がある程度で生活に支障はない。昨日、バトミントンを1時間位したそうですが、その後に痛みが強くなったりすることもないそうです。

考察・まとめ

痛みの原因は腰椎の関節の歪みで、それが動作によって神経を刺激して痛みを出していたのだと思います。

長期間、この状態が続いてしまうと、関節が固まったり、痛みを避ける姿勢や動作の癖がついてしまい、治るまで時間がかかることが多いですが、発症の翌日に来て頂いているので、その分、治るのが早かったです。

神経障害は、とにかく早く対処することが一番大事なことです。そのうちに治るだろうと放置しておくと、厄介なことになりますので早目の対処をお勧めします。

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