【脊柱管狭窄症】10分も歩けない!

脊柱管狭窄症の症状が出た時の状況

脊柱管狭窄症

40代男性/仕事:営業/運動していない
主訴:歩いていると10分もしないうちに痛みが出る

痛みの強さ(10が最大で日常生活困難):4

2年前に初めて症状が出た。整形外科で脊柱管狭窄症と診断され治療を受けて改善していたが、半年前から再び痛みが出てきて、歩いていると10分ほどで痛みが出る。仰向けで寝ているとお尻や脚に痛みがでる。座っている時は痛みはない。

中央林間カイロによる見立てとアプローチ

まずは症状の原因を探るために、整形外科学的検査と神経学的検査を行いました。立位で体を左に曲げる動作と腰を反らす動作で左足の痛みが強くなります。

うつ伏せで寝て、踵をお尻に近付けるように膝を曲げていくと左のお尻と足に痛みが出る。感覚の検査では、一部に感覚の低下がみられました。

その他の検査結果なども踏まえて考えると、腰の神経の4番と5番の障害の可能性が高いと考えました。さらに、この方は太ももの前の筋肉がとても硬く、それも腰に負担をかけている要因の一つだと考えました。

1回目は、腰の神経の負担を取り除くことを目的とした施術と、体幹を安定させるためのトレーニングを行い、自宅で出来る太ももの筋肉をストレッチを指導。

2回目(初回から6日後)~6回目(初回から40日後)まで、本人が実感できる効果はなし。しかし、神経学的な検査や動作分析には変化が見られていたため、最初に立てた方針通り、腰神経4、5番の負担を減らすこと、体幹を鍛えること、太ももを伸ばすことをしました。

7回目(初回から47日後)、1日中歩きまわることがあったが、以前より長時間歩けるようになっていたそうです。ただ、その日の夜、少し症状が出た。

8回目(初回から60日後)、腰の張りはあるが、歩いていて途中で歩けなくなるようなことは無い。この時点で、生活に支障はなくなっていますが、唯一、検査で症状が出る動作があるため、様子を見ながら、月一での調整することに。

それから2ヶ月以上経過していますが、症状はぶり返していない。

脊柱管狭窄症には根気よく対応

6回目まで本人が実感できる効果が出ていなかったのですが、検査や動作分析では改善がみられていたので、方針は間違っていないと判断して、そのまま進めました。

そのことをクライアント様が理解してくださり、しっかりとトレーニングなども行ってくれていたおかげで、その後は改善が一気に進みました

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