40代男性/仕事:美容師/運動していない

主訴:右手首の痛み

手首の痛み

痛みが出た時の状況

紹介で当院に来院。

特に思い当たる原因は無く、前日、突然痛みが出だした。痛みは小指側の図の赤い範囲で、少しでも動かすと激痛が走る。不安で右手首が動かないように左手で支えている。来院日当日の午前中に整形外科へ行き、検査を受ける。結果、石灰が溜まっていることが痛みの原因、と言われ、痛み止めの注射をするか、と聞かれたが、少しでも動かしたり刺激されたりすると激痛が走るため注射はしなかった。痛み止めの飲み薬だけ処方され、当院に来る2時間ほど前に飲んできた。相変わらず痛みがあり、ほとんど手首が動かせないため、薬が効いているか分からない。

痛みの強さ(10が最大で日常生活困難):9

見立てとアプローチ

レントゲンを撮って石灰が溜まっていることを確認しているので、石灰が存在していることは、まず間違いありません。

当院で行うことは、石灰の吸収を促すことです。そこで、手首への負担を減らすために、手首に影響を与えている、筋肉や関節など、患部以外の調整しました。すると、最初はジッとしていても痛みが出ていたのに、その痛みがなくなりました。この段階で、痛みの原因が石灰と言うのに、少し疑問を感じ、患部周辺の筋膜をリリース(緩める)して見ることに。すると、ほとんど動かせなかった手首が、少しですが痛みを伴わないで動かせるようになりました。初回はこれで終了しました。

この反応をみると、石灰だけが痛みの原因とは考えにくいと思いました。

翌日夕方、次回の予約の問合せの電話があり、その時に、手首の状況を確認したところ、ジッとしていれば痛みは出ず、手首も少し動かせるようになっていると言います。

2回目(5日後)、だいぶ動かせるようになっていました。1回目の施術後以降、強い痛みは1度も出ていないと言います。仕事柄、手首をたくさん使うので、手首に負担がかからないように関節や筋肉を調整と、普段からの対策を指導しました。これでほとんど痛みは無くなりました。

この回復の速さを考えると、やはり、石灰の沈着が痛みの原因と言うよりは、筋肉や筋膜の問題による痛みだった可能性が高いと思います。