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発達障害の子に不足しているのは刺激

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数年前から、発達障害という言葉が一般的になりました。発達障害とは、脳機能の発達にアンバランスが生じて、学習や社会生活などに困難が生じてしまうことで、子供の頃だけの問題ではなく、大人になっても障害が残り、悩んでいる人が少なくありません。

  • ASD:自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群を含む)
  • ADHD:注意欠如多動性障害
  • LD:学習障害

脳は、刺激を受けることで発達します。当院では、障害としてみるのではなく、Dr.Robert Melillo(アメリカの小児神経障害の最も有名な専門家の1人で、20年以上にわたり学習障害児を援助している)が言うように、他の子と比べて、刺激が不足している、という考えのもと、その不足している刺激を与えて脳の発達を促します。

発達障害に取り組むようになった理由

カイロプラクティックは神経の働きを最適な状態にし、治癒力を高めることが目的です。そして脳は神経の大元(中枢神経)になります。神経のことを勉強しいて出会ったのが機能神経学です。機能神経学では、体に起こるあらゆる問題を、脳と体を繋ぐネットワーク(神経)の問題と考えています。その問題を神経学的な検査を用いて洗い出し、薬を使わない様々な方法(運動、音、光など)で改善を試みます。機能神経学を勉強していくなかで、発達障害という問題を知り、興味を持ちました。

実は、私は子供の頃、他人と言語でのコミュニケーションがすごく下手でした。言いたいことを言葉にするのがとても苦手で、言葉より体を使った行動で人の気を引こうとしていました。それが度を過ぎてしまい、一時期、クラスの男子のほとんどから無視されるようなことがありました。当然、自分には他人を不快にしているという自覚が無かったので、無視されている理由が分からず、途方に暮れていました。しかし、この時、一人の男の子が、私に声をかけてくれて、みんなが無視をしていること、無視をするようになった理由、を教えてくれて、私を救ってくれました。今でも、この時の男の子には感謝しています。

脳の機能について勉強をするようになり、こういう思考や行動を脳の機能の問題によって起こるということが分かりました。あの時の自分の行動や言動、考え方などと照らし合わせて考えても、納得のいく説明に出会いました。そして、そう言った知識を上手く使うことで、子供たちの成長を良い方向へ導けると思い、発達障害に取り組むようになりました。

私の知識で、一人でも多くの子供の成長の助けになれれば幸いです。

脳の発達と運動

ホムンクルス

脳には図のように、体の部位に対応した領域が存在します(脳の中の小人・ホムンクルス)。運動野は筋肉に信号を送って体を動かす指令を出す場所です。感覚野は体からの感覚(痛み、温度、触角など)を知覚する場所です。運動野、感覚野はそれぞれ左右にあります。繊細な動きが求められる手や口は、それだけ脳の広い領域を占めています。

感覚野と運動機能は密接に関係しています。感覚情報の役割は、運動を正しい方向へ導くことです。(感覚には、触角、振動覚、圧覚、温・痛覚、位置覚(関節の角度)、深部感覚(筋肉の長さや張り)があります)

例えば、眼の前に置いてあるコーヒーカップを取る時、視覚情報から位置を計算し、カップに向けて手を伸ばします。カップに手が触れた感覚が脳へ伝わることで、カップを握るという行動に移ることが出来ます。もし、感覚をちゃんと認識することが出来なかった場合、どのくらい手を伸ばして、どのくらいの力で握ればいいのか判断できず、うまく掴むことが出来なくなります。

体を動かすことで、周りの空間の把握や、体を適切な順番で動かすためのタイミング、手や足、体幹に入る刺激の感覚、筋肉を適度に収縮させることで起こる関節運動などが、脳への刺激となり、対応する脳の領域を発達させてくれます。

刺激が不足していると、脳の発達が停滞してしまうだけでなく、その領域を縮小させてしまいます。

バランスと眼の動き

バランス感覚に重要な器官が前庭系(耳の奥にある三半規管や蝸牛,そこから出ている神経,その神経の投射を受ける核)です。この前庭系は主に次の2つのことをしています。

  • 頭の動きの感知(どっちに動いているか)
  • 重力に対して頭と体を垂直に保つ(周囲に対して自分の体の位置や向きはどうなっているか)

そして、前庭系は関節の位置情報、筋肉の長さや張り、眼の動き、姿勢制御システムと、とても深い関わりがあり、これらの情報を統合・処理して脳へ伝えています。

動いている物を眼で追うこと、ジッと一点を集中して見ること、音が鳴っている位置の特定、自分の体の位置、こらら全てに前庭系が関わります。そして、発達障害を抱える多くの子に、バランス感覚や眼球運動を含む問題がみられます。

例えば、ジッとしていられないような子は、視界に入るあらゆる情報が気になってしまい、視点があっちに行ったり、こっちに行ったりで、落ち着いていられなくなります。

前頭葉と眼の動き

前頭葉の働きには、以下のような物があり、社会性に大きく関わります。だから前頭葉はとても重要なんです。

  • 衝動の制御
  • 情動の制御
  • 理性・倫理
  • やる気
  • 運動の制御
  • 整理・順位付け

前頭葉の働きが低下していると、我慢ができない、落ち着きが無く常に動き回る、片付けができない、作業手順が覚えられない、コミュニケーションが苦手、などが起こります。

実は、目を動かすという指令は、前頭葉にある前頭眼野から信号が出されます。そして、眼の動きには前庭系からの情報が必要になります。つまり、バランスに関わる前庭系は、眼球の動きに関わり、眼球の動きは前頭葉の働きで発動します。さらに、バランス感覚を向上させるためには、不安定な状態でも体を支えるための筋力も必要で、その筋肉からの刺激は運動野や感覚野への刺激になります。

眼球運動は前頭葉やバランス機能を分析方法の一つとして、また、前頭葉を刺激する方法の一つとしても利用できます。ただし、眼球をただ動かせば良いという訳ではないので注意が必要です。

眼の運動のトレーニングの例は「発達障害と眼の動き」をご覧ください。

だから運動が大切

体を動かすことは、単に筋力や持久力をつけるだけではなく、脳の発達にとても大切な刺激なんです。ただ、いきなりスポーツをやるのではなく、まずは自宅で出来ることから、そして、その子に不足している刺激を高める方法で始めて行くことで、徐々に脳が発達していき社会性を育んでくれます。

原始反射

原始反射という、赤ちゃん(正確には胎児の頃から)が生きていくために備わっている反射があります。これは成長していく過程で神経系が統合されて消失していきます(ほとんどが生後6ヶ月ほどで統合され消失)。

しかし、成長してもこれらの反射が統合されずに残ってしまうことがあります。反射は刺激によって無意識的に起こる体の反応です。この反応が起こることで、自分の意図しない動作が起こってしまい、運動や学習の妨げになります。

原始反射の中には首の動きと連動して手が動いてしまうものがあります。例えば、文字を書くために手元を見るように首を動かすと、反射でその手が意図しない別の動きをしてしまい、文字を書くのが困難になります 。もし、学校に通うようになってもこの反射が残っていたりすると、 勉強の妨げになる可能性があります。その他にも原始反射はあり、体に刺激が入る(例えば服が擦れる)ことで、体が無意識に動いてしまって、一見、落ち着きがない子供というように見られてしまうこともあります。

代表的な原始反射

参考動画は、赤ちゃんを対象にして検査しています。赤ちゃんにとっては正常な反応です。これが成長しても残ってしまっていると、生活に何らかの影響が出る場合があります。子供だけでなく、大人になっても残っていることがあります。私が対応した人の中には、50代の男性で残っている人がいました。

一部、動画を添付しておりませんが、分かりやすい動画を見つけたらリンクを張らせていただきます。

モロー反射(Moro Reflex)

音や刺激によって起こる反脳で、腕を大きく広げた後、ハグをする(何かにつかまる)ように腕を曲げる。

生後2~4ヶ月まで。

残存すると、過剰反応、感覚過敏、など(これは交感神経が刺激されるので情動にも影響が出ます)。

~参考動画~

手掌把握反射(Palmar Grasp Reflex)

手の平を刺激すると手を握る(指を曲げる)。

生後5~6ヶ月まで。

残存すると、手や指先を使った細かい動きが苦手、などに影響。

~参考動画~

非対称性緊張性頚反射(ATNR:Asymmetric Tonic Neck Reflex)

頭を左右どちらかに向けると、向いた方向の手足が伸び、反対側の手足を曲げる。

生後6ヶ月まで。

残存すると、目と手を分離した運動(例えばキャッチボール)、読み書き、などに影響。

~参考動画~

緊張迷路反射(TLR:Tonic Labyrinthine Reflex)

仰向けで頭を後ろに傾けると手足が伸びる。うつ伏せで頭を前に傾けると手足が曲がる。

3歳~3歳半まで。

残存すると、筋肉の張り、バランス感覚の異常、乗り物酔い、姿勢の悪さ、などに影響。

対称性緊張性頚反射(STNR:Symmetrical Tonic Neck Reflex)

頭を後ろに倒すと、手を伸ばし、足を曲げる。頭を前に倒すと、手を曲げて、足を伸ばす。

生後6~11ヶ月まで。

残存すると、姿勢の悪さ、手と足の協調運動、目と手の協調運動、書字、などに影響。

ガラント反射(Spainal Galant Reflex)

背中を刺激すると、外側(刺激とは反対側)へ腰をくねらせるように動く。

生後2~3ヶ月まで。

残存すると、落ち着きがない、集中できない、(5歳以降も)夜尿症、などに影響。

ADHD(注意欠如・多動性障害)と診断された人の多くに残存がみられる。

~参考動画~

赤ちゃんの成長に過程には重要な意味がある

赤ちゃんが成長していく過程で行うことには重要な意味があります。原始反射の多くは、成長が進むにつれて他の刺激が加わったりすることで、神経系が統合され、消失していきます。しかし、赤ちゃんの成長過程を飛ばしたりしてしまうと(例えば、早く立って歩いてほしいからと、その前段階のハイハイの期間をないがしろにする)、神経系が統合されずに残ってしまう可能性があります。

原始反射が残っていたら・・・

中には生活に支障が出るほどではない場合も少なくありませんが、出来たら神経系を統合させ、消失させた方が良いでしょう。すると、今までより体の動作がスムーズに動かせるようになるかもしれません。神経系の統合にはトレーニングやエクササイズが効果的です。もし、気になることがありましたら、当オフィスにご相談ください。

デジタル社会と脳の働き

スマートフォンやゲームをしていれば、静かにしているからといって、何かあるとすぐに与えていませんか?その行動ちょっと待ってください。

今の子供たちは脳の働きは・・・

外で遊ばない子供

現在はデジタル技術が発達して、体や頭を使うことが減ってきています。テレビゲームやスマートフォンが無かった頃は、遊びと言えば友達と一緒になって外で遊ぶことが多くありました。これによって、体を動かすことで「脳の発達と運動」でも書いたように脳が発達し、さらに、友達の顔(表情)を見て話すことで相手の考えなどを読みとる能力やコミュニケーション能力などが養われてきました。現在はテレビゲームやスマートフォンで体を動かすことが減り、友達とネット(SNS)で繋がっていても、相手の顔(表情)を見てコミュニケーションを取ることも減っています。これでは身体機能は低下し、相手の思考を読み取る能力や、場の空気を読む能力が養われません。さらに、スマホや携帯電話の普及で、友人や知人の電話番号を覚える必要が無くなりました。これでは記憶能力が養われません。

キレる子供

脳の前頭葉(前頭前野)と呼ばれる部分は、前頭葉と眼の動きのところでも書いたように、衝動の制御、情動の制御、理性・倫理、などの機能が備わっています。行動範囲が狭くなったり、引きこもったりしていると、人とのコミュニケーションを取る機会は減り、物事を判断する機会も減り、前頭葉の機能が低下してきます。すると、自分の欲求を抑えることが出来ずに感情的になったり、常に不安や不満を抱えてしまう状況になったりしてしまいます。脳の機能低下は、運動能力や認知機能だけでなく、情動(感情)にも変化を起こします。

現在は、こういったとは、子供に限らず、大人や高齢者でも起こりえる環境になってきています。

頭と体を使った遊びを

スマートフォンやテレビゲームではなく、出来るだけ体と頭を使ったもので遊ばせてあげると、脳のたくさんの部分が成長してくれます。例えば、家にいる時なら、積み木やお絵かき。遊び相手がいるならカードゲームも良いと思います。

当院のアプローチ方法

最初にも述べたように、当院では、発達障害の子は、他の子と比べて刺激が不足している、という考えのもと、その不足している刺激を与えて脳の発達を促します。

子供の行動や言動に関するアンケート結果、ご両親から伺う話、子供の表情や行動、脳の機能を見る検査、など、さまざまな情報をもとに脳の状態を分析します。その分析結果をもとに、その子自身に合いそうなトレーニング方法を考え、実践してみます。そして、その反応を見ながら、トレーニング内容を細かく修正して、より効果的なやり方を探していきます。そのため、たとえ同じような問題で悩んでいる子が10人いても、全員が違うトレーニング内容になることもあります。「この症状にはこのやり方」という型にハマった方法はしません。その子自身に合ったトレーニングを行うことが、最も効果的で効率的だと考えています。

ブログでも、発達障害に関する記事を書いていますので、そちらもご覧ください。
発達障害|ちゃんとしたカイロプラクティックってすごいんです

もし、当院の考えに興味を持っていただけましたら、一度ご相談ください。

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