こんな所の痛みやしびれには筋膜が関わっています

坐骨神経痛

腕のしびれ

胸の痛み

膝の痛み

上の図を見ると、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、胸郭出口症候群、変形性膝関節症などの症状と似ていると思いませんか?実は、全て筋膜が関わって起こる痛みやしびれの範囲を示した図です。

筋膜性疼痛症候群は神経障害ではありません

筋膜は筋肉の表面を覆っている膜で、コラーゲン線維で出来ています。覆っているといっても、筋膜は複雑に絡み合う網のようなものなので、筋肉と筋膜を完全に分離することはできません。みかんの白いスジをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。しかも、みかんの白いスジって、一つの房だけでなく、隣り合う房にも絡み合ってくっ付いてたりしますよね。筋膜も似ていて、隣り合う筋膜や骨膜(骨を覆っている膜)などと絡み合い、互いに影響を及ぼします。

筋肉をたくさん使ったり、逆に動かさないことによって筋肉は硬くなり、血流が悪くなって酸欠状態になります。すると、血管内にあった痛みを発生させる物質(ブラジキニン、※セロトニン、ヒスタミンなど)が血管の外へ放出され、周辺にある神経を刺激して痛みやしびれを発生させます。すると、痛みやしびれを脳が感じ取り、その周辺の筋肉を緊張させます(痛みがあると無意識に力が入る)。長時間そのような状態でいると、筋肉が凝り固まり硬結(しこりのように硬くなる)が出来ます。これをトリガーポイントと呼びます。そしてこのトリガーポイントを押したりして刺激すると、離れた部分に痛みやしびれを発症させます。この痛みやしびれと言うのは、神経の障害では説明がつかない範囲に起こります。それを説明するのにもっとも有力なものが「筋膜」と言われています。

トリガーポイントを刺激することによって起こる痛みやしびれを、筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome:MPS)と言います。最近になって日本でも広く知られるようになってきましたが、それでもまだ認知度は低く、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などと間違って診断されることがあります。

※セロトニンと聞いて「えっ!」と思う人もいるかもしれません。そう思う人はおそらく、セロトニンは痛みを抑えたり、精神を安定させたりする作用(うつ病に効く)があると聞いたことがあるからではないでしょうか?実はセロトニンは中枢神経(脳や脊髄)で作用すれば良い効果が得られますが、末梢神経に作用すると痛みなどを発生させます。

関連ページ:筋膜リリース

筋筋膜性症候群は広い範囲に痛みやしびれを出します。これが神経障害の症状に似ていることから、間違って診断されることが今でも少なくありません。筋膜性の問題か神経の問題かは、画像診断(レントゲン、CT、MRI)だけで区別することはできません。しかし、整形外科学検査法や神経学的検査、筋力検査など機械を使わない検査を行うことで、見極められることが少なくありません。

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