50代女性/仕事:デスクワーク・立ち作業/運動していない

主訴:左お尻の痛みと脛のうずくような痛み

痛みが出た時の状況

昨日、なんかおかしいな、と言う違和感をお尻と脛に感じるようになった。今日になって、ジッとしていられないくらいに痛みが強くなった。最近、忙しかったが、他に特に変わったことはしていない。病院へは行っていない。

痛みの強さ(10が最大で日常生活困難):8

見立てとアプローチ

まずは症状の原因を探るために、整形外科学的検査と神経学的検査を行いました。立位で体を左に曲げると痛みが強くなります。仰向けに寝て足を上げる検査では、10度くらい足を上げると脛や足首の痛みが強くなります。感覚の検査では、一部に感覚の低下がみられました。足の筋力も一部低下がみられました。

その他の検査結果なども踏まえて考えると、腰の神経の5番の障害の可能性が高いと考えました。

私は、クライアントさんの眼の動きの検査をよくします。目からは、平衡感覚や運動調節機能だけでなく、痛みに関連する脳の部位の働きも読み取ることが出来ます。この方は、ある方向で眼球の動きに異常がみられました。それが左半身の痛みと関連ずけられる方向でもあったため、施術やエクササイズに眼球運動を取り入れました。

1回目は、ベッドで数分間、寝ているだけで痛みが強くなってくるので、腰の神経の負担を取り除くことを目的とした施術を短時間で行いました。2回目(2日後)、前回翌日の朝は少し良かったが、今は相変わらず強い痛みが出ている。足を上げる検査では15度位で痛みが強くなります。2回目も、ベッドで寝ていると痛みが強くなるので、短時間で施術を行いました。5回目(初回から9日後)、調子が良く、痛みはあるが、仕事をしている時などは気にならなかった。6回目(初回から12日後)、ほとんど気にならなくなった。痛みの強さは1以下。

まとめ

私の最初の見立てでは、1カ月以上はかかるのではないかと思っていましたが、想像していたより短期間で改善しました。発症後にすぐに対応できたことと、短い間隔で施術を受けに来て下さったからだと思います。それと、この方には眼球運動のエクササイズがとても有効でした。ある方向をジッと見てもらうと痛みが軽減しました。全ての人に効果が出る訳ではありませんが、これは神経生理学的なメカニズムを利用した方法です。