30代男性/仕事:デスクワーク/運動:週1回ランニング

主訴:頭や体を動かすと、その後10~20秒ほどクラクラする。

めまい

めまいが出た時の状況

朝から何となく体が重い感じがあった。仕事中に、頭を動かした後にクラクラすることに気付いた。船酔いをした時の感覚に似ている。ジッとしていたら10~20秒程度で治まった。その後も、度々起こる。さらに、下に落ちた物を拾い、体を起こすと同じようにクラクラするめまいが起きることに気付いた。昨日まで特に変わったことは無かった。

耳鳴りや難聴といった聴力障害、頭痛、吐き気や嘔吐などはない。

半年ほど前にも同じようなことがあったが、その時は今回より症状も軽く、1,2回めまい起きただけで、その後はめまいが起きなかった。

めまいの強さ(10が最大で日常生活困難):3~4

見立てとアプローチ

めまいを起こす可能性のある、運動調節機能、前庭系(半器官、蝸牛)、視覚、椎骨動脈(首から頭に向かう血管)、筋肉や関節の固有感覚、などを検査しました。

検査結果から、右の後半規管(三半規管の一部)が興奮していることが伺えました。この部分が興奮すると右後方へふらつくめまいが起こります(右後方へふらつくからと言うだけで右後半規管の興奮と判断したわけではなく、その他の検査結果と総合して判断しています)。

最初に体のバランスを整えてから、三半規管の調整を行いました。右後半規管と対になるのは左前半規管(これが興奮すると左前方へ傾く)ですので、左前半規管の活動を上げることで、相対的に右後半規管の活動を落としました。最初にやったふらつきを見る検査を再度行うと、ふらつきが少なくなりました。本人も、楽になった気がすると仰っていました。

この方は、お話をしている時に常に首を傾ける癖があり、その癖がちょうど右後半規管を興奮させる位置でもあるため、それを治すように指導し、自宅で出来る簡単なエクササイズを教えて初回は終了。

2回目(4日後)、1回目の施術の翌日は、少しクラクラした感じが残っていたが、今はほとんど気にならなくなったそうです。