60代女性/仕事:介護/運動していない

主訴:左足の太ももの痛み

痛みが出た時の状況

半年前から、歩き始めると痛みが出るようになってきた。元々、膝が悪く、仕事でさらに負担がかかっていた。病院での診断は変形性脊椎症。初期に比べれば痛みは減ったが、やはり歩いていると痛みが出て、長時間歩くことが出来ない。

痛みの強さ(10が最大で日常生活困難):5

見立てとアプローチ

変形性脊椎症と言う診断ですが、当院で検査したところ、神経障害を疑うような結果は出ませんでした。寝た状態で左膝を胸に付けるように股関節を曲げる動きに抵抗をかけると、ソ径部から太ももの前に痛みが出ます。膝を伸ばす動きに抵抗を加えると、膝の上あたりの太ももに痛みが出ます。バランス検査をすると、重心が左に寄っていて、右足に体重を掛けて立つとバランスが崩れます。

その他の検査なども踏まえて考えると、股関節を曲げる筋肉と太ももの前の筋肉の異常によるものだと考えました。左に重心が寄り過ぎていることがその原因の一つだと思います。初回は、問題の筋肉を緩めて、簡単なバランス調整を行いました。

2回目(7日後)、少し良くなった気がする。ただ、ときどき、膝の力が抜けてカクッとなることがあった。3回目(初回から14日後)、痛みの範囲が減った。太ももの前の痛みは無くなったが、お尻の横辺りから太ももの側面に痛みが残っている。4回目(初回から21日後)、2日前まで調子が良かったので、たくさん歩いてしまった。その翌日から痛みがまた少し出てきた。6回目(初回から34日後)、一日中出かけていたが、痛みは出なくなった。

この方の場合、とにかく左に重心が偏り過ぎていたので、バランスの訓練がとても重要な要素になりました。