手首を反らすと痛い。お風呂でやる、1分間の運動で痛みを改善

その他のコリや痛み

手首の痛みの原因は、外傷を除けば、手首の使いすぎがほとんどです。仕事や運動で、手首をよく動かす人(例えば治療家、そばやうどん屋などで麺をこねる、料理人がフライパンなどを振る、バドミントン、卓球、など)は自覚がありますが、そう言った仕事をしてない人は、「そんなに使っていない」という答えが返ってきます。実は、とても些細なこと、しかも現代の多くの人がしていることが手首の負担になっています。

それは、パソコンを使ったデスクワーク。キーボードを打つ時やマウスを握っている時の手首は、必ず少し反った状態になり、コレが手首の負担になっています。あと、ペンで字を書いたり、画をかいたりする人も同じような状態になります

治療には筋肉を含めた軟部組織の役割が重要

手首周辺には筋肉はありません。あるのは骨と腱と靭帯と血管と神経です。日常の動作で起こる、手首の痛みに重要なのは関節と手首を動かす筋肉です。関節とは骨と骨の連結部分のことですが・・・あれ?今、手首周辺に筋肉は“無い”って言ったのに、筋肉なの?って思う人もいるかもしれませんが、実はとても重要なんです。これについては後述します。

手首を反らし続けると関節にズレが起こる

手首や指は反らす動作より、曲げる動作の方がしやすい構造になっています。手首や指を曲げる筋肉の腱は指の骨に付いています。手首を曲げると、有頭骨、月状骨を手関節に押し当てるように力がかかり、関節が安定します。しかし、手首を反らせるとその力は手の平側に逃げてしまい、骨がズレてしまいます。それを防ぐために靭帯があります(図に記載なし)。

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関節がズレたまま手首を使っていると軟部組織に問題が起きる

関節の位置は、周辺の靭帯や筋肉など軟部組織をテンション(張り)によって保たれています。手首を反らすと、手の骨が手の平側にズレる力かかります。すると、前面の靭帯、手首を曲げるための筋肉などが引き伸ばされます。この力が加わった状態が長く続いていると、靭帯を含め、筋肉や皮膚が伸びたままになって簡単には戻らなくなります。すると関節の前面が緩く不安定になり、周辺の組織を痛めやすくなります。

手首を動かす筋肉はどこに?

手首に筋肉はありません。でも、手首を曲げ伸ばしする筋肉は当然あります。手首を曲げるための筋肉はどこにあるかと言うと、肘の少し先(指側)の膨らんだ部分です。ここに手首や指を動かすための筋肉が集まっています。ここから手首側に向かう途中で、筋肉から腱になり、手首を通過するときは腱の状態で通過します。だから、手首に筋肉はありません。

この筋肉が手首を反らすことで縮んだり伸ばされたりします。疲労が溜まっていると、手首を動かす際に余計な負担がかかるので、手首の治療を行う際は、この筋肉の調整も一緒に行います。

関節が正しい位置で正しい運動をする

関節のズレを治すには、関節が正しい位置に在って、周辺の組織が関節を安定させられるテンションを作ることです。伸びてしまった靭帯は簡単に元に戻ることはありません。そのため、他の組織に比べて変化の速い、筋肉の状態と働きを正常に戻すことが第一になります。伸びてしまった筋肉は、収縮するための反応が低下しています。これは筋紡錘(筋肉の長さを感知するセンサー)の感度が低下してしまっているからです。だからこの感度を上げる必要があります。これには正しい運動療法が効果的です。理屈は簡単、収縮させた状態で筋肉の運動をすればいいのです。

簡単、お風呂で手首の運動

まずは、上で書いた、手首を動かすための筋肉を自分でマッサージして柔らかくしてください。次に、痛みのある手首(患側)を写真の様に反対側の手(健側)で持ちます。健側の親指は患側の手の骨に、健側の他の4指は患側の上腕骨に置きます。この時、健側の親指を手の甲側に向けて押します。これで関節を正しい位置に押し戻しています。そして、若干、患側の手首は曲げておきましょう。あとは筋肉を動かせばOK。もっとも簡単な運動は、グー・パーです。お風呂の中でこれを10回3セットをやって下さい。もし、運動の最中に痛みが出る場合は控えてください。

手首の運動

手首の運動

まとめ

手首の痛みは、関節のズレからはじまります。そのズレは、日常の些細な手首の使い方が影響してきます。痛みや違和感が出たら、放っておくのではなく、早期に対処して慢性化を防ぎましょう。

中央林間カイロでの手首の痛みに対する症例は↓
症例:手首の痛み