原始反射が残っていると、泳いでいるときに曲がる?

発達障害

ここ最近、ありがたい事に、小・中・高などの学生の体の調整をする機会が増えてきました。

相談内容は、社会人に多い肩こりや腰痛ではなくて、体の歪みや、運動パフォーマンスに関する相談、発達障害です。中央林間周辺の特徴なのかもしれませんが、水泳をやっている子が多いですね。しかも、学校の部活よりクラブでの活動の方がメイン。

原始反射が残っていると、泳いでいるときに曲がる?

たまたまかもしれませんが、泳いでいると曲がってしまう、という子に原始反射の検査をすると、残っている子が何人かいました。

内1人(高校生)が非対称性緊張性頚反射(ATNR)で、首を左右に振ると手足が連動して動いてしまうという反射。

内1人(中学生)は、ガラント反射(Spainal Galant Reflex)で、背中を触れたりして刺激すると、お尻(腰)が反対側へ動いてしまうという反射。

内1人(小学生低学年)はATNRとガラント反射の両方。

自由形では、息継ぎのときに首を横にふるので、ATNRが残っていたら、首の動きに合わせて腕は意図しない動きが起こったり、意識的にその意図しない動きを押さえようとリキんでしまったりして曲がってしまいます。当然、息継ぎ自体が上手く出来ない要因にもなります。

ガラント反射の残存では、水が背中に触れることでお尻を振ってしまう動きが起こってしまうか、意識的に体を動かないようにリキんだりして曲がってしまいます。

私がみた子たちの中にはいませんでしたが、対称性緊張性頚反射(STNR)や緊張迷路反射(TNR)も泳いでいる時のフォームに影響が出そうだということが想像できます。

この二つの原始反射は、首の上下の動きに連動して、(屈筋群や伸筋群のそれぞれ活動して)手足を曲げたり伸ばしたりという動きが起こってしまいます。これらは、曲がるというよりは、平泳ぎやバタフライで、沈む、とか、息継ぎがうまく出来ないことの要因になりやすいと思います。

スポーツマンは原始反射の残存を1度チェックを

実は検査をすると原始反射が出る人が、意外といます。もちろん、それが生活に影響を及ぼすほどの強い残り方ではありません。ですが、小さく、でも明らかに反応を示します。

小さな反応であれば、一般の人なら、そのままでも良いかもしれませんが、1分1秒を争っていたり、正確な体の動きを求められる競技をやっているのであれば、その小さな反応が、競技に大きな影響を与えることも考えられます。だかこそ、1度は原始反射の検査をしておくことをお勧めします。