椎間板ヘルニアかも?と思ったらチェックすべき9のポイント(腰椎編)

椎間板ヘルニア, 神経痛

お尻や足に痛みやしびれを起こす腰椎椎間板ヘルニア。もしかしたら、この腰や足の症状は椎間板ヘルニアかもしれない、と思っていないだろうか?本当に椎間板ヘルニアによる痛みだった場合、早く対処が出来るか出来ないかで、今後に大きく関わってきます(「ヘルニアなどの神経障害は発症から7日以内は改善率が高い(当院調べ)」参照)。ここで紹介することをチェックしてみて、もし、当てはまることが多く、椎間板ヘルニアの可能性がある、と思ったら、一度、ちゃんと検査を受けてください。

椎間板ヘルニアは20代から増える

椎間板ヘルニアは、飛び出す位置によって内側性と外側性がありますが、そのほとんどは内側性です。椎間板ヘルニアがあるか確定するためにはMRIをとる必要があり、そのヘルニアが症状の原因になっているか判断するためにはベッドサイドの検査が重要になります。これらについては、以前書きましたので「治療家も知らない!腰椎4-5間の椎間板ヘルニアで脛に症状が出る理由。」こちらをご覧ください。

男女比や好発年齢、好発高位は以下の通りです。

男女比は約2〜3:1,好発年齢は20〜40歳代,好発高位はL4/5,L5/S1間である。

腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン (改訂第2版)
L4/5間とは腰椎4番-5番間、L5/S1間とは腰椎5番-仙椎1番間のことです。

椎間板ヘルニアによる症状は痛みやしびれだけと思っている人も多いはず。ですが、それ以外にも体に異常が起こります。それは筋力の低下と、感覚の低下です。これらの問題についても以下で詳しく説明いたします。

神経障害の特徴

椎間板ヘルニアによる症状は、痛みやしびれだけではなく、感覚の異常や筋力低下を起こします。痛みやしびれだけでなく、以下に紹介する症状に当てはまることがないかチェックしてみてください。

特定の動きによって痛みが強くなる

腰椎椎間板ヘルニアの場合、以下のような動きをすると痛みやしびれが強くなります。

  1. イスに座った状態で、症状のある足の膝を伸ばしながらゆっくり上げていく。痛みやしびれが強くなれば陽性。
  2. 体を症状のある足側に横に倒す(側屈)と痛みやしびれが強くなる。(症状の無い方に体を倒して痛みが強くなることもあるが、反対側に比べて少ない)
  3. 体を前に倒す(前屈)すると痛みやしびれが強くなる。

体の動かすことで、神経への負担が強くなり症状が強くなります。椎間板ヘルニアの場合、体を横に倒す、前屈する動作で神経への負担が増えます。体を反らす動作では、症状が悪化しないことがあります。

筋力の低下

腰椎椎間板ヘルニアの場合、以下のような筋力低下が起こる可能性があります。

  1. つま先を床から離し、踵で立って歩く。この際に、症状のある側のつま先が下がる。またはほとんど上げられない。
  2. 踵を床から離し、つま先立ちで歩く。この際に、症状のある側の踵が下がる。またはほとんど上げられない。
  3. 症状のある足の膝を伸ばす力が弱い。
  4. 症状のある足の親指を上にあげる力が弱い。

歩いている時に、つま先を地面に引っかける、膝を高く上げて歩く、つま先を踏切る際に力が入らない、なども筋力低下が起きている可能性を示します。

感覚の異常

腰椎椎間板ヘルニアの場合、以下のような感覚の低下を引き起こす可能性があります。以下のことを痛みやしびれが出る場所に対してしてみてください。

  1. 指の腹で撫でるように、痛みやしびれが出る部分に触れる。症状の無い側の足の同じ場所を、同じように指で触れてみる。症状のある側の足の方が、撫でられた感覚が鈍い。
  2. 爪楊枝などの先のとがったもので、1と同じように触れてみる。症状のある側の足の方が、チックっとする感覚が鈍い。

椎間板ヘルニアは末梢神経障害なので、末梢神経障害で起こるのは感覚の低下です。

まとめ

もし、ここで紹介した要素に複数当てはまるのなら、一度、病院でちゃんとした検査を受けてください。その後も、その病院でしっかり対処してくれるなら良いですが、「薬だけ」ですとなかなか治りません。その場合、もし信頼できる治療院があるなら、そこで相談してみてください。それも無いような場合、なかなか良い治療院を自分で見つけるのは難しいかもしれませんが、良い治療院の見分け方として、初回にちゃんとベッドサイドの検査をしてくれる所を探してください。いずれ良くなるだろう、と思って対処が遅れると、どんどん治り難くなってしまいます。

実際に当院で検査をする場合は、もっと細かく検査を行い、椎間板ヘルニアのある位置もおおよそ特定することが出来ます。