整体師の姿勢の見方/静的な姿勢の分析。大和市中央林間の整体

整体師に必要な知識

以前書いた記事を加筆・修正しました。

姿勢分析は、クライアントの体の状態を読み解くうえで必要な検査です。分析する際に重要なのは、あまり深く考えないこと。「これは、右が高いのかな?いや、左かも」と迷うとダメですね。つまり、最初の直感が大事。でも、直感は経験に裏打ちされたものなので、経験の浅いうちは結構間違えます。 整体師によって、見ていく順番は違うと思いますが、私の場合は、上のほうから見ていきます。どこから見て行ってもいいと思っています。首の歪みで下肢がバランスを変えることもあるし、下肢の歪みで首のバランスが変わることもあるので、順番は拘ってはいません。問題がある部分が明らかなら、見る順番を変えることはあります。

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立位でみるポイント

クライアントにはリラックスしてもらい、良い姿勢をあまり意識しないように立ってもらいます。

前後から見るべきポイントは、主に左右の非対称性です。

整体師の姿勢検査

  1. 背後から見る
    • 重力線に対して体が左右に寄っていないか
      要因の例:体重が寄っている側にシフトしている可能性がります。
    • 耳たぶの高さ(頭や首の傾き)
      要因の例:人は目線を水平に保とうとするので、他の部分で起きている歪みを、頭や首を傾けて補正している可能性があります。
    • 肩の高さ
      要因の例:側弯。荷物を持つことが多い方が上にくることが多い。
    • 骨盤の高さ/寄り(図の●の幅が狭い方に寄っている)
      要因の例:脚長差。腰痛をかばう。下肢の筋肉のアンバランスなど。
    • 背骨の側弯
      要因の例:生まれつき。姿勢。
  2. 正面から見る(背後から見れなかった部分を見る)
    • 顔の正中線からの顎のズレ
      要因の例:噛み癖。頬杖。
    • 膝の向き(膝蓋骨が前方に向いているか)
      要因の例:O脚、X脚。下肢の筋肉のアンバランス。
    • つま先の向き(極端に開いたり、閉じたりしていないか)
      要因の例:O脚、X脚。下肢の筋肉のアンバランス。
  3. 側面から見る
    • 頭が前方に出ていないか
      要因の例:頚椎のカーブ。胸鎖乳突筋や起立筋などの筋肉のアンバランス。
    • 脊柱のカーブ(頚椎・腰椎の前湾、胸椎の後湾)
      要因の例:姿勢。骨盤の傾き。体幹の前面と後面の筋肉のアンバランス。
    • 骨盤の位置と傾き
      要因の例:腰椎のカーブ。殿筋や腸腰筋などの筋肉のアンバランス。
    • 肩の位置(前方に出ていないか)
      要因の例:猫背。胸筋や背筋などの筋肉のアンバランス
    • 膝の屈曲・過伸展
      要因の例:骨格の構造。O脚、X脚。下肢の筋肉のアンバランス。

座位でみるポイント

座位で姿勢を見る理由は、下肢の影響を排除することが出来るからです。つまり、立位の検査の時に見られた歪みが、座位の時に無くなっていれば、下肢にその歪みを作る要因があった可能性があります。逆もまた然りです。

見るポイントは基本的に立位の時と同じです。当然ですが、下肢は省きます。座位に限って見ることは以下のことです。

  • 腰を下ろした直後の骨盤、腰椎のカーブ
    何気なく座った際に、骨盤や腰椎が後ろに倒れる(腰が落ちるように丸まる)場合、殿筋やハムストリングスが硬くなっている可能性があります。

まとめ

姿勢分析から読み取れることは、普段の姿勢や体の使い方などの癖(例えば、テレビの画面が正面より左にあり、常に体を左に捻じった状態で見ていると、体は左に向きやすいような癖が付きます)、筋肉の緊張度合いなどです。もし、クライアントが訴える症状の部分に負担のかかるような姿勢がみられるなら、その原因は症状があるところではなく、そこに負担がかかるようになってしまっている姿勢が原因になります。つまり、クライアントの症状の原因を読み解くうえで、とても重要なファクターです。例外もありますが、バランスのとれた姿勢を作ることは、整体などの手技療法の目的の一つでもあると思います。

最後に、良い姿勢とは「最小のエネルギー」で維持していられる姿勢のことです。

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