整体師がまず勉強すること

人の体を観る上で、まずはじめに知っておかなければならないことがあります。それは体の触れ方でもなく、改善方法でもなく、「体の正常な状態」だと私は考えています

「正常」が分からなければ、「異常」が分かりません。だから最初に覚えるべきことは、異常の無い、正常な状態です。これが理解できているか、いないかによって、後々大きな差になってきます。

骨格の構造

骨の形や場所、関節の可動範囲、性差などを覚えます。

姿勢分析、動作分析、触診などを行う際に必ず必要になる知識です。

骨格は、効率よく体を動かしたり、臓器を保護したり、役割に合った形に作られています。広い視野を得るには、頭部は大きく可動させる必要があるため、頚椎の形は回旋運動に優れてるます。手先を器用に動かすため、手の骨は細かく、沢山の関節があります。肋骨は籠のような形で内臓を保護する役割があります。

骨格の構造には必ず意味があります。さらにいえば、構造が機能を決定しています。

筋肉について

筋肉の起始・停止、作用、拮抗筋などを覚えます。

神経障害、筋肉の障害部位の洗い出しなどに筋肉の働きを観ます。

筋肉は体を動かす際の動力です。筋肉を正常に動かすことで体は動きます。もし筋肉を怪我している場合、その筋肉を動かしたり(主動筋)、動かさせたり(拮抗筋)することで痛みを出します。これを理解していれば、動作から怪我をしている筋肉を予想することが出来ます。

神経について

人の体で最も複雑で難しい領域だと思います。

  • 脳と脊髄:中枢神経
  • 脳神経と脊髄神経:末梢神経
  • 自律神経:末梢神経

どのような症状を観るかによって、勉強する範囲が変わりますが、運動神経、感覚神経、自律神経の働きと伝導路は勉強しましょう。整体やカイロプラクティック、鍼灸院、接骨院などにも比較的来る、末梢神経障害(坐骨神経痛や椎間板ヘルニア)などに対処するなら必要になる知識です。

質感

皮膚、筋膜、筋肉、靭帯などの軟部組織の質感を覚えます。

炎症、むくみ、発汗、筋肉や皮膚の張りなどを観るのに必要になります。

バイタルサイン

成人の目安(文献により誤差あり)

  • 脈拍:60~80回/分
  • 血圧(mmHg):至適血圧<120/<80
    正常血圧110~130/60~85
  • 呼吸数:12~18回/分
  • 体温:36~37℃

脈拍は胸郭出口症候群など検査で取ることがあります。その他は、主に自律神経の働きのチェックの際に検査します。

まとめ

正常を知ることが異常を見つけるために必要な知識になります。もちろん個体差はありますので、とらわれ過ぎるのもダメですが、それは経験を積むことで取捨選択出来るようになります。もし判断に迷った時に役に立つのは、正常かどうか判断できる知識です。覚えることばかりでとても地味な作業ですが、ここをしっかりと勉強しておくと対応できる障害の幅が大きく広がります。

治療院紹介

大和市の中央林間で10年以上続く整体院です。どこに行っても治らない体の問題でお悩みならご相談ください。本気で改善したい人には向いていますが、気持ち良さを求めている人に向いていません。

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