再発?以前、椎間板ヘルニアと診断されたからと言って、今回もそうとは限らない

何年か前に椎間板ヘルニアになって、一度は治ったのに、最近また痛くなってきたから「椎間板ヘルニアが再発した」、と言って来院する人は少なくありません。

話を聞くと、以前、椎間板ヘルニアと診断された時と同じような症状だから、今回は整形外科に行っていない人が多い。

ですが、椎間板ヘルニアは3,4ヶ月もすれば、自然に体に吸収されてしまいます(白血球による貪蝕作用)ので、最初に椎間板ヘルニアと診断されてから、何年も経っていた場合、もう椎間板ヘルニアは無くなっている可能性が高いんです。

そうすると、今回の痛みやしびれの原因ってなに?ってなりますよね。

そもそも、最初の椎間板ヘルニアと診断された時も、原因は椎間板ヘルニアじゃなかったかもしれませんが、これは確かめようがありません。

椎間板ヘルニアとは無関係の梨状筋症候群

一度、椎間板ヘルニアになった人たちでも、検査して見ると、椎間板ヘルニアの症状ではない人がたくさんいます。その中で最も多いのは、筋膜による痛みです。筋膜痛については以前ブログに書きましたので、そちらをご覧ください。

椎間板ヘルニアなどの神経痛と間違われる7つの筋膜痛

今回紹介するのは、梨状筋症候群と言う、椎間板ヘルニアではないけど、神経の異常で起きる障害についてです。

梨状筋症候群

梨状筋症候群とは、文字通り梨状筋の問題によって起こる障害です。梨状筋は骨盤(仙骨)と太ももの骨を繋いでいる筋肉です。

実は下の図のように、坐骨神経(図では座となっていますが、正しくは坐です)がこの梨状筋の下を走行しています(実際は筋肉と神経の間に図のように隙間はありません)。そのため梨状筋が固まることで坐骨神経を締め付けるように圧迫してしまい、お尻や足に痛みやしびれを引き起こします。

PRiCO(ぷりこ)さんによるイラストACからのイラスト

この梨状筋症候群だった場合、どうすればいいかと言うと、答えは単純です。梨状筋を緩めてあげればいいんです。その方法はストレッチでも針や指圧やマッサージでも構いません。緩めることさえできれば何でもいいと思います。

もし「この方法じゃないと梨状筋症候群は治らない!」と言う人がいたら、その人はペテン師です。

ただ、梨状筋が硬くなっている人は、骨盤の歪みが梨状筋にストレスをかけている事もありますので、筋肉を緩めるのと同時に骨盤の歪みを治してあげないと、すぐに梨状筋が硬くなって痛みが取れません。

もし、普段から足を組む人は、それを止めてください。立っている時に片方の足に体重を載せてしまう癖がある人も止めましょう。

長時間座ってるとお尻の筋肉の血流が悪くなり、筋肉が硬くなるので、こまめに立ったり、歩いたりしてください。また、冷えても血流が悪くなるので、冷やさないように温めでください。

異常が起きている場所を見つけられる優れた検査

足やお尻の痛みで整形外科へ行くと、すぐにレントゲンを撮りますよね(すぐに撮らない所もある)。でも、それ以外にも優れた検査があるって知ってますか?

椎間板ヘルニアと梨状筋症候群は、ちゃんと区別することが出来ます。しかも、レントゲンやMRIの様は高価で特殊な機械を使いません。その検査とは、整形外科学検査法や神経学的検と言います。

なぜこれらの検査が優れているかと言うと、レントゲンを撮らなくても、神経に異常が起きているかどうか見分けることが出来るからです。

ですが、整形外科ではこれらの検査をしない事が少なくありません。画像診断が発達する前は病院でもちゃんと行われていました。

当院では当然ですが、レントゲン等を撮ることが出来ないので、これらの検査を使います。だから、椎間板ヘルニアによる症状か梨状筋による症状か区別することが出来ます。

手技療法の治療院では今でも頻繁に使う検査方法です。(ただし、知識がないと出来ないので、使えない治療院が多い)

まとめ

一度、椎間板ヘルニアになったからと言って、同じような症状でも椎間板ヘルニアではない可能性があります。まずは、信頼できる病院や治療院をみつけ、そこで相談すしてみてください。

中央林間周辺でお悩みの人は、ご連絡いただければ、当院でしっかりと対応させていただきますので、ご連絡ください。

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