産後の腰痛と骨盤矯正1~2。大和市中央林間の整体

その他のコリや痛み

出産は骨盤を歪ませる原因になります。赤ちゃんはお母さんの中から出てくる時、頭から真っ直ぐに出てくるわけではありません。図の様に、頭から体全体を捻じりながら産道を通って出てきます。骨盤はその赤ちゃんの動きに押されて広がります。

一般的な骨盤の歪み方については「骨盤の歪み」と「骨盤矯正」も参考にしてください。

妊娠3カ月目頃からリラキシンというホルモンが分泌され、出産に備え骨盤の靭帯が緩みます。そのため骨盤が不安定になり、この時期から腰痛を起こしやすくなります。リラキシンは産後2,3日で止まります。そのため、緩んだ骨盤はこの後から徐々に固まり出します。この間が歪みを整えるのに絶好の機会になります。

腰痛や骨盤の歪みの予防のために、できれば妊娠中から腹帯や骨盤ベルトなどをすることをお勧めします。めんどくさいかもしれませんが、その後に何年にもわたって辛い思いをする可能性を考え、頑張って付けてください。装着の仕方は、産科医や助産師に聞けば教えてくれます。

赤ちゃんが産道を通って出てくる動きが、他の人と全く同じと言うことはありません。産後の骨盤矯正に決まった方法は無く、その人の歪み方をチェックし正しく調整することが大切です。

 

骨盤

30代女性の出産後の骨盤の歪み1

本人の訴え:出産は2年前、妊娠中、お腹が大きくなり出した頃から腰痛も出だした。特に気になっているのは、左右でウエストのくびれ方が違うこと。

妊娠中に腹帯や骨盤ベルトはしていない。産後、骨盤ベルトをしたり、しなかったりで、煩わしく思うことが多くなり、長く使うことはしなかったそうです。産後から2年経過しているので、すでに骨盤は固まってしまっています。右の寛骨が後方に捻じれているため、右のウエストのくびれが目立たなくなっています。施術では骨盤矯正と、腹筋群を使ったエクササイズ、お尻の筋肉を使ったエクササイズを行いました。自宅では、お尻歩きと、腹筋群を使ったエクササイズを指導し、毎日、無理しない範囲で行ってもらいました。

週に1回~2回の施術で、6回受けていただいた時点で、骨盤の歪みは落ち着き、くびれの左右差も減ってきたと実感していただけました。今後は自宅でのエクササイズを続けていただくように言って終了。

20代女性の出産後の骨盤の歪み2

本人の訴え:出産は2か月前、妊娠中から腰痛、背中の痛み、手のしびれがあり、出産後の現在も続いている。出産は帝王切開。

帝王切開で出産した場合も、リラキシンと言うホルモンが分泌されているので骨盤の靭帯は緩み骨盤は歪みます。

まず、手のしびれについてですが、これは病院で手根管症候群と診断されています。念のため、私も検査を行いましたが、感覚の低下やティネル徴候(手の平の一部を打腱器で叩くと、指先までしびれがでる)が見られたので間違いないと思います。実はこの手のしびれ、妊娠中に発症することが知られています。おそらく、体重の増加やむくみにより、神経の通り道を圧迫してしまうためだと考えられます。一般的には出産後、しばらくすると治ると言われていますが、この人の場合は2カ月以上経った現在まで続いています。手首の関節の調整と腕の筋肉を調整することで、3回目でしびれ感の低下とティネル徴候が出なくなりました。

骨盤は右の寛骨が後方に捻じれながら、前側が狭くなるように歪んでいて、仙骨も右の上部が後ろに押し出されるように歪んでいます。骨盤の位置を整え、お尻歩きと、腹筋群を使ったエクササイズを行いました。5回目(4週間)頃から、骨盤は安定して腰痛も軽減しましたが、背中の痛みはときどき強く出ると言います。授乳などで、背中を丸めることが多いので、これが影響していると考えられます。この後は背骨を伸ばすストレッチを指導して様子を見てもらうことにしました。

この人の施術は以上でしたが、このクライアントさんのご主人が時々、施術を受けにいらっしゃるので、その後の奥さんの状態を聞いたところ、背中の痛みも減ってきていると仰っていました。