脊柱管狭窄症で10分も歩けなかった女性が1万歩歩けるように。大和市中央林間の整体院

手と足の痛みやしびれ

脊柱管狭窄症の症状に間欠性跛行があります。これは、しばらく歩いていると足などに痛みやしびれが出て、少し休むとまた歩ける様になると言う症状です。色々な病院や治療院で施術を受けて、それでも良くならなくて転々としている人がいます。しかし、中には、間欠性跛行があり、病院で脊柱管狭窄症と診断された人でも、実は筋肉を調整したら、痛みが出なくなったという人もいます。

間欠性跛行があっても脊柱管狭窄症とは限らない

脊柱管狭窄症は、骨の変形や椎間板の変性、靭帯の肥厚などにより、脊髄が通っている脊柱管が狭くなり、神経を圧迫して起こります。主な症状は、足の痛みやしびれと間欠性跛行です。腰に痛みはあまり出ません。体を曲げると楽になり、逆に反らすと症状が強くなります。希に、無意識に漏らしてしまったり排尿排便障害が起こります。この場合は馬尾と言う部分が障害されています。一刻も早い手術(発症から48時間以内)が予後に大きく影響するので、排尿排便障害が起こったならば迷わず病院へ行ってください。

筋肉の痛みによる間欠性跛行

お尻(骨盤)のほぼ真横の深いところに、小殿筋と言う筋肉の筋膜性の痛みやしびれは、お尻周辺だけではなく、太ももの外側からふくらはぎまで広範囲にわたって起こります(下図)。他にも、太ももの裏の筋肉やふくらはぎの筋肉など、脊柱管狭窄症の痛みと同じような所に痛みを出す筋肉があります。そしてなにより、この筋肉の問題で間欠性跛行も起こります。

坐骨神経痛

筋肉の問題で間欠性跛行が起こる理由は、筋肉が硬く縮んでいたり、筋力が低下していて耐久性がないため、少し筋肉を使うと痛みがでます。

脊柱管狭窄症と言う診断を受けて、間欠性跛行のある人が、小殿筋やその他の筋肉の問題を解決したら、痛みもしびれも間欠性跛行も出なくなる人が実際にいます。だけど、脊柱管狭窄症という診断を受けていることから、脊柱管の狭窄は実際に起きているのは間違いありません。しかし、その狭窄によって症状が出ているのかと言うと、違っていたということになります。

しかし、誤解しないでください。脊柱管狭窄症で間欠性跛行が起きている人も実際にいます。筋肉の問題を解決することで、症状が出なくなった人の全員が、痛みやしびれ以外に、神経症状を疑わせる検査結果が出なかった人たちです。神経障害であれば、痛みやしびれ以外に、筋力低下(これは筋肉の問題でも起こる)や反射の減弱、知覚の低下などを伴います。これらがその人たちには見られなかったと言うことです。

脊柱管狭窄症で10分も歩けなかった女性が1万歩歩けるように。

70代女性。1年半ほどから腰とふくらはぎにしびれが出て、整形外科で脊柱管狭窄症と診断される。この人はとても行動的で、自らいろいろ調べ、運動やストレッチを行っていました。その甲斐あってか、当院にお越しいただいたときにはすでに、ジッとしている時のふくらはぎの痛みとしびれは、だいぶ良くなっていたようです。しかし、間欠性跛行は相変わらず続いていました。だいたい、10分ほど歩くと、しばらく休まないと歩けなくなるような状態です。

腰神経5番と仙骨神経1番が陽性

当然、病院でMRIを撮っていて、明らかな狭窄が認められたそうです。どの辺りが狭窄していたか聞くと「下の方」と言います。当然、当院でも神経学的な検査を行います。そうしないと、どの神経レベルにアプローチしていいか分かりません。

私が検査した結果は、腰神経5番と仙骨神経1番が障害されていることが確認できました。これでアプローチする場所を決めることが出来ます。

腰部への負担を減らして血流の促進させる

末梢神経障害に対しては、基本的にどのような症状でも必ずやることは以下の2つです。

①拘扼(圧迫・障害)されている部分への負担を減らすこと

②血流を改善して、組織の回復を促すこと

あとは、ビタミンB群を勧めたりもします。

4日後、2回目。症状に変化なし。対処方法は1回目とほぼ同じ。障害部位は特定できているので、1回施術して効果が出なかったからと言って、やることを変えたりはしません。

さらに4日後、3回目。この人は自宅から10分強の距離を歩いて来院されます。今まではその際に1回休んでいたのが、今回は休むことなく歩いて来れたようです。

さらに2週間後、6回目。1日に1万歩、歩くことが出来た。ただ、家に帰ってから痛みが一時的に出た。

間欠性跛行は、随分と良くなりました。ただ、腰回りの違和感がまだ残っていて、現在も定期的にお越しいただいております。腰の症状に関しては、脊柱管狭窄症による痛みではなく、筋肉や骨格の歪みによるものだと考えています。

まとめ

末梢神経障害の対応で大切なことは、障害部位をちゃんと特定することです。これは病院の診断結果があったとしても、必ず自分で検査して確認しなければダメです。これが出来ないと、1,2回の施術で変化が出なかったときに慌ててしまうことになりかねません。障害部位が分かっていれば、たとえ数回の施術で変化が出なくても、自信をもって対応することが出来ます。あとは、拘扼(圧迫・障害)されている部分への負担を減らすこと、血流を改善して、組織の回復を促すために出来ることを、自分の持っている知識やテクニックを総動員して行います。私の場合、もし、適切な間隔で5回施術をして、変化がほとんど出なかった(クライアントさんの実感だけでなく、毎回行う神経学的な検査に変化が出ない)場合、もう一度、検査をやり直します。

たぶん治せないと思うよ。と、言ったクライアントさん

初回にこんなことを仰いました。「申し訳ないけど、たぶん治せないと思うよ」と。病院はもちろん、○○という接骨院に長い間通っていた、とか、○○という整体院にも10回以上行った、だけど治らなかった、と言います。

「治せないと思う」とは仰いますが、やはり、本人もなんとかしたいと思っているからこそ、当オフィスを探して来てくれたわけですよね。私としては、そう言われると、俄然、やる気が出ます(笑)しかも、このクライアントさんに関して言えば、検査してみて、改善できる可能性が高いと思いました。

脊柱管狭窄症に悩まされていた

もともと、脊柱管狭窄症があり、数年前は足の痛みやしびれで、まともに歩けなかったそうですが、病院での治療やリハビリを長く続けていたところ、歩行に支障が無くなるまで改善したそうです。ところが、数ヶ月前にソ径部に痛みが出て、それが治ったと思ったら、今度はお尻や太ももの裏の痛みで歩行が辛くなってきたそうです。

症状は、朝起きた後や、長時間座っていた後などに立ち上がると、お尻から太ももの裏に激痛があり、しばらく体を起こすことが出来ず、腰と股関節と膝を曲げたままの状態じゃないと歩けなくなる、というもの。数分から長いと20分位はその状態が続き、その後は痛みも落ち着いてきて歩けるようになる。

冒頭にも書いた通り、病院や接骨院、整体院などに通い続けたが、一向に良くならず、そんな状態がもう数ヶ月も続いているそうです。当院で検査してみたところ、神経障害を示すものはなく、今の症状が脊柱管狭窄症によるものとは考え難いと判断しました。姿勢や、筋力検査、触診などからおそらく筋肉の異常だと考えました。

痛みが出ることなく歩けるようになりました

週に1~2回のペースで施術を行いました。3回までは、本人が実感できる変化はありませんでした。4回の施術で症状が大幅に減ったとの報告。5回目で、多少の違和感はあるものの痛みが出なくなったそうです。この間、自宅で出来るストレッチを指導しています。このクライアントさんは、それをしっかりと行ってくれていました。

やっぱり気分が良いですね。他では全然良くならなかった症状をなんとかすることが出来たというのは(笑)

もちろん、私にも症状を改善出来ないことだってあります。だから、今でも、いろいろ勉強しているわけです。ですが、今回のクライアントさんの問題は、別に特殊な症状ではありませんでした。正直、私の腕が良いというよりは、他の治療家の腕が足りなかっただけだと思います。だって、私がしたような検査を、他の所ではしていなかったそうですから。

結局、原因は?

腰や股関節、膝が曲がったまま体を反らすことが出来ないということから、これらの作用を持つ、筋肉が異常を起こしているかもしれないということが想像できますよね。そこで関連する筋肉を調べてみると、まずは腸骨筋に異常が見つかりました。この腸骨筋という筋肉は、ソ径部に痛みを出す筋肉でもありますので、以前、ソ径部に痛みが出ていたことともつじつまが合います。それと、太ももの裏の筋肉(半腱様筋)の異常な収縮がありました。おそらく痛みの大元はこの筋肉だと思います。その他にも、筋肉や骨格の歪みなど、負担となっている部分を調整して、自宅でのストレッチを指導しました。

まとめ

今回、このクライアントさんが良くなったのには、私の知識や技術とは別に、重要な要素がいくつかあります。

  1. 適度な間隔でちゃんと通ってくれたこと
    2、3回の施術で、本人が思ったような効果が出ないと、その後は来なくなってしまうケースが少なくありません。今回のケースも、3回目までは効果が実感できていませんでした。しかし、その後に一気に変化しています。私は初回に、変化が出るまでに、ある程度の回数の目安や施術を受ける間隔を伝えるようにしています。
  2. 指導したストレッチを自宅で行ってくれたこと
    ストレッチを自宅でもしっかりやるということは、本人が本気で治そうとしているからだと思います。「誰かがなんとかしてくれる」という考えだと、治癒力や免疫力が低下します。冗談ではなく、クライアントさんの精神の状態というのは、症状に関わってきます。
  3. クライアントさんとの相性
    2番目と同じで、クライアントさんの精神に関わります。これも結構、重要だと思っています。