首の痛みを治すなら無視できない3つのポイント

その他のコリや痛み

首を痛める人って、何度も繰り返しませんか?

首の痛みを治すなら、首以外のところもとても重要。そして、繰り返さないようにするにも他のところが重要。

なぜなら、首は体の上の方にあるからです。組体操のピラミッドで、上の人が安定して立つためには、その下の土台となっている人達の役割が重要になりますよね。それと同じで、首もそれより下にある体の役割が重要になります。

本来なら、足首から整えていく必要がありますが、そこから解説していたら切りが無いので、現在すでに痛みがある人のために、少しでも早く治すために特に重要な3つのポイントについて解説していきます。

この3つのポイントを改善するだけでも、十分、首の痛みの改善と予防になります。

ポイント1:胸椎の柔軟性

背骨は24個(頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個)の骨の連なりで、それぞれの間に関節があるので、一つ一つが柔軟性を持っています。

左右の肩甲骨の間にある胸椎の動きが硬くなると、首への負担が増え、特に上を向き難くなったり、上を向く際に痛みが出るようになります。

背骨が硬くなるのは、同じ姿勢が長く続いたりして、筋肉が硬くなり血流が悪くなることで腱や靭帯などの軟部組織も硬くなります。

下の写真の左は頚椎だけを反らして上を向いた状態。写真の右は胸を張って(胸椎を反らして)上を向いた状態。胸を張った方が大きく上を向くことが出来ていますよね。

もし、胸を反らさずに写真の右と同じ位まで上を向こうとすると、頚椎だけをさらに反らさなければいけません。つまり、胸椎が動かないと、上を向きにくくなり、それが首への負担になります。

首の痛みを治す3つのポイントの一つ:胸椎に柔軟性

ポイント2:肩甲骨の柔軟性

肩甲骨と首を繋いでいる僧帽筋と肩甲挙筋という筋肉があります。僧帽筋はその線維の位置から上部・中部・下部に分けられますが、ここでは上部と中部が特に重要になります。

肩甲骨の動きが悪くなると、僧帽筋と肩甲挙筋も動かなくなるので、その内に筋肉が硬くなって血流が悪くなり、痛めやすい状態になります。当然、この筋肉は首を動かすことで影響を受けるので、首の動かすと痛みが出ます。

寝違えなどで首を痛めた場合、多くの人が肩甲挙筋を痛めます。それくらい肩甲挙筋は重要な筋肉になります。もし、肩甲挙筋を痛めた場合、以下の3つの動作で特に悪化します。

  • 痛めた方へ首を横に倒すと悪化します。
  • 痛めた方を向く(首を捻じる)と悪化します。
  • 上を向くと悪化します。

首の痛みを治す3つのポイントの一つ:肩甲骨に柔軟性

胸椎と肩甲骨

前述の2つはそれぞれ、胸椎と首、肩甲骨と首と言うように、首との関連性について解説しました。実は胸椎と肩甲骨にも関連性があります。

胸を張るというのは、必ず左右の肩甲骨を背中側で近付ける動作が連動して起こります。つまり、肩甲骨が動かないと胸を張る動作も出来なくなります。

あなた自身で上を向いてみてください。もし、この時に肩甲骨が動いている感じがなければ、あなたの肩甲骨の動き、あるいは胸椎の動きが悪い事になります。こういう人は首を痛めやすいです。

胸椎と肩甲骨が連動しているということが分かっていただけたでしょうか?

連動していることから、胸椎と肩甲骨を同時に柔軟性をつけるストレッチがあります。

四つん這いになった状態で、図の様な動きをします。見たことある人もいますよね。

背中を丸めるのは分かりやすいと思いますが、背中を落とすのが難しいかもしれません。この時に首を反らないようにしてください。背中を落とす時は、肘を伸ばしたまま”胸”を床に近付けるようなイメージでやると上手く出来ると思います。この時、左右の肩甲骨同士が近づくように動いていればOKです。もし肩甲骨が近づいてなければ上手く出来ていませんので、しっかりと意識して行ってください。

ポイント3:頚椎の動き

最後の一つの「頚椎(首の骨)の動き」は、ちょっと専門的になります。

人の体の機能は、その構造によって決定しています。例えば、指を段階的に曲げることが出来るのは、小さい骨が連なっているからです。

もし、指の骨が1本の骨だったら、指を曲げることは1回しか出来ないですよね。

同じように頚椎もその構造から動き方が決まっています。

上の図は頚椎を横から見ています。赤い線が関節です。その形から、首を横に倒すと青い矢印の方向へ関節が滑るように動きます。

分かりやすく説明します。首を右へ横に倒すと、顔の面が少しだけ右側の床に向きます。下の写真は、肩のストレッチの時に撮った写真なのでおかしな格好をしていますが、大げさに言うと、こんな感じで顔の面が床を向きます。

これが正常な頚椎の動きです。

しかし、首を痛めやすい人のほとんどが、首を横に倒すと天井の方へ顔の面が向いてしまうという、正常な動きとは反対の動きが起こります。

ご自身で、首を横に倒した時に顔の面が床と天井のどちら側を向くか試してみてください。

もし、天井側に向いてしまうようであれば、関節に歪みがある可能性が高く、それは、構造から逸脱した動きなので、周辺への負担が大きい状態になっています。

首の痛みを治す3つのポイントの一つ:頚椎の正常な動き

この頚椎の正常な動きを取り戻すには、一つ一つ首の関節の動きを確かめる必要があるので、自分で調整するのは少し難しいと思います。

もし、ご自身でやるとすれば以下の方法を試してみてください。

鼻を肩に近付けるように首を捻じる。この時、肩を上げたりして動かさないようにしてください。実際に鼻と肩をくっ付ける必要はありません。

すると、自然と、首を横に倒した時、顔の面が床を向くような動作が起こります。これを10回×3セットを毎日続けて、正しい動きを体に覚え込ませんてください。痛みがある人は無理しない範囲で行ってください。

まとめ

首の痛みを治す、または首を痛めないように予防するための3つのポイントについて書きました。この3つがしっかりとしているだけでも、首への負担がグンと下がります。

今まで、何度も首を痛めている様な人は、3つのポイントをチェックしてみてください。おそらく、3つとも当てはまると思います。当てはまったら、それを改善するために、ここで紹介した方法を試してみてください。