膝を曲げると痛い。たった2週間で驚きの変化!

その他のコリや痛み

膝の痛みの原因は様々ありますが、その中でも多い原因は筋肉が関わっている膝の痛みです。実は、変形性膝関節症と診断されている人でも、筋肉を適切に調整することで痛みが劇的に軽減することもあります。治療をしているのに良くならない人は、まずは筋肉を正しく調整しましょう。

軟骨を増やしても膝の痛みは取れません

膝の痛みの原因になるのは、太ももの前の大腿四頭筋という筋肉です(下図)。この筋肉は骨盤や太ももの骨から膝関節をまたいで膝のお皿の下の骨に付いています。この筋肉が縮んで硬くなると、膝関節を圧縮して、錆ついた蝶番(丁番)のように関節の動きを悪くします。この状態で膝を使っていると、関節周辺に炎症を起こし痛みを出します。その状態が長く続くと、今度は関節自体が変形してしまいます。

よく、膝の軟骨が擦れて痛みを出す、ということを言いますが、実は、軟骨は痛みを出しません。なぜなら、そこに痛みを伝える神経が存在しないから。痛みの原因は、軟骨がすり減って出たカスが炎症を起こし、周辺の神経を刺激するからです。ただ、軟骨がすり減って、骨同士がぶつかってしまうと痛みは出ます。

軟骨を増やすだけでは痛みはなくなりません!

痛みを無くすには、軟骨を増やすことより先に、軟骨が擦れない状態を作ること!

実際に以下のような実験を行った医師がいます。(文献斜め読み より抜粋)

  • 自分の膝に無麻酔で関節鏡を行い、プローブで各組織をさわりどこが痛むか検討した
  • 最も痛みに敏感な組織は、靭帯付着部、滑膜、膝蓋下脂肪体であり、関節軟骨はいたくなかった
  • 生理食塩水を注入して骨髄内圧をあげると堪え難い痛みを生じ、減圧すると速やかに痛みは消失

(池内昌彦、牛田享宏 変形性膝関節症の臨床最前線)

以上のことからも分かるように、関節軟骨は痛みを感じません。そして、痛みは関節の圧力を下げることで軽減することが出来る、と言うこと。つまり、太ももの筋肉を柔らかくして、膝関節の負担を減らしすことは、膝の痛みの軽減に効果的です。

緩める方法は、マッサージでも良いし、ストレッチでもかまいません。ただ、長い間、硬く縮んでた筋肉は、すぐに伸びてはくれませんので、2~3ヶ月の間、根気よく毎日マッサージやストレッチを行ってください。これと併用して、軟骨組織を回復するための栄養素を同時に摂っると良いと思います。

症例

下の写真は、実際に当院で対応した変形性膝関節症のクライアントさんの写真です。

変形性膝関節症
※効果には個人差があります

約2週間ほどでここまで膝が曲がるようになりました。ただ、この方に対しては、太ももの筋肉の調整だけでなく関節の調整もしています。

この状態まで来てから、太ももの筋肉を鍛えて、膝を安定させていきます。筋肉が縮んだままだったり、関節が歪んだままの状態で、太ももの筋肉を鍛えてしまうと逆効果です。太ももの筋肉を鍛えているのに、痛みがとれないという、心当たりのある人も多いと思います。

関節の歪みの調整は、歪み方によって人それぞれ違うので、なかなかここで紹介することはできませんが、太ももの筋肉をしっかり柔らかくするだけでも痛みが減ることも少なくありません。まずはしっかりと太ももの筋肉をマッサージしたりストレッチで柔軟性をつけてください。

まとめ

変形性膝関節症でも、まずは筋肉に問題がないかチェックしてください。例えば、膝のすぐ上の太ももの筋肉を、内側から外側にかけて指で押してみてください。もしそれで、強い痛みがあるようなら、筋肉にも問題が起こっている可能性があります。病院や治療院での治療を受けるだけでなく、普段からしっかりと筋肉を緩めると、治療の効果も上がると思いますので、やってみてください。