頭痛を出す3つの筋肉と簡単にできる頭痛解消ストレッチ

ストレッチ, 頭痛

おそらく、長年に渡り頭痛に悩まされている人は少なくないはず。もしかしたら、あなたも頭痛をなんとかしたくてこのページにたどり着いたのかもしれません。

頭痛には筋肉による緊張型頭痛と、血管性の頭痛があります。ここでは緊張型の頭痛について、頭痛を出す筋肉とその筋肉のストレッチ方法を解説します。

あなたの頭痛は緊張型?血管性?

冒頭でも書きましたが、頭痛には筋肉性と血管性があります。ここでは筋肉性の緊張型についての解説なので、あなたのその頭痛がどちらに分類できるか、簡単な検査をしてみましょう。

  1. 痛みの出方
    ズキズキと脈を打つ様な場合、あなたの頭痛は血管性の可能性が高いです。締め付けられるような重い感じの場合、あなたの頭痛は筋肉性の可能性が高いです。
  2. 頭痛が出ている時に頭を左右に振ってみてください。子供が「いやいや」をする感じ。あまり強く激しくは振らないでください。
    頭痛が悪化した場合、あなたの頭痛は血管性の可能性が高いです。変わらなかった場合、あなたの頭痛は筋肉性の可能性が高いです。
  3. お風呂などで体を暖めてみる。
    頭痛が悪化した場合、あなたの頭痛は血管性の可能性が高いです。変わらなかった場合、または、楽になった場合、あなたの頭痛は筋肉性の可能性が高いです。

以上を参考にして、あなたの頭痛を分類してみてください。ただし、筋肉性の頭痛が長く続くと血管性を誘発します。また、初めから筋肉性と血管性の両方を併発していることもあり、完全に分類できない人もいます。

肩の筋肉、僧帽筋と頭痛

肩こりで一番凝りやすい筋肉である僧帽筋。この筋肉が頭痛を引き起こします。

頭痛の原因の僧帽筋

この筋肉が凝りやすいのは、猫背、首が前に出ている、肩が丸まっている、などして、筋肉が引き伸ばされることが多いからです。とても姿勢の影響を受けやすく、特にパソコンを使ったデスクワークの人が凝りやすい筋肉です。

この筋肉が頭痛を出す範囲は、下の図の赤い部分です。特にこめかみ辺りに出ることが多いです。

僧帽筋による頭痛

僧帽筋のストレッチその1

テニスボール2個とタオルを用意してください。それを下の写真のようにタオルでボールを包みます。

あとはこれを首に当てます。自分の首の太さに合わせてボールの間隔を調節してください。 次にタオルの両端を握り、前下方にタオルを引っ張りながら、首を少し後ろに反らせます。ただ、これだけ。 刺激が少し足りないという人は、握っているタオルを左右交互に、揺らすようにして前下方へ引っ張ってみてください。

ただ、これだと仕事場ではなかなか出来ないですよね。そんな人は、下の方法でストレッチしてください。

僧帽筋のストレッチその2

この方法は、イスさえあれば出来るので、仕事場でも簡単にできます。

左肩のストレッチを例に書いています。

  1. イスに座ります。このとき、出来るだけイスの端に浅く座りましょう。
  2. 左手でイスをつかみます。
  3. 右下を見るように首を倒します。
  4. 右手で頭を押さえ、ゆっくりと右下へ倒していきます。
  5. 首左後が突っ張ってきた らその状態で30~60秒保持します。
  6. 頭を倒す角度を変えます。先ほどとは少し違う場所に張りを感じるはずです。

首の筋肉、胸鎖乳突筋と頭痛

肩こりと同時に凝りやすい首の筋肉、胸鎖乳突筋。この筋肉が頭痛を引き起こします。

頭痛を起こす筋肉

この筋肉が凝りやすいのは、首が前に出ている、上を向く、横を向く、などで筋肉が使われるため、これらの動きが多いと筋肉が凝ります。この筋肉も姿勢の影響を受けやすく、特にパソコンを使ったデスクワークの人が凝りやすく、またモニターが体の正面より横にあり、首を横に向けて仕事をしている人が特に影響を受けやすいです。

この筋肉が頭痛を出す範囲は、下の図の赤い部分です。特に眼の周りに出ることが多いです。

頭痛の範囲

胸鎖乳突筋のストレッチその1

この方法はストレッチと言うよりはマッサージです。やり方は単純です。摘まみます。

頭痛を改善

ストレッチで引き伸ばしたりするより、このほうが手っ取り早くできます。やり方は写真を参考にしてください。胸鎖乳突筋は鎖骨から耳の後ろまでありますので、少しずつ場所をずらしながら揉んでください。

※注意:あまり指を首の奥まで突っ込まないことと、左右両方を同時に揉まないこと。首の奥には動脈があります。左右両方が同時に圧迫されると、反射(迷走神経反射)で血圧が急降下します。場合によっては失神してしまいます。

胸鎖乳突筋のストレッチその2

もう一つの方法はちょっと特殊です。

  1. 頭痛がある方と反対を向きます。
  2. 向いた方と反対側の頬を手で押さえます。
    後頭部の頭痛
  3. 首を正面に戻すように力を入れますが、頬を押さえた手で首が動かないように3~5秒間押さえます。首の力は2,3割程度の弱い力で構いません。
  4. 首の力を抜く。
  5. 3と4を5回繰り返す。

後頭部の筋肉、後頭下筋群と頭痛

この筋肉による頭痛は眼の疲れとも関係があるんです。眼を酷使すると後頭部に頭痛が出る人も多いのではないでしょうか。

後頭下筋群は、後頭部と首の繋ぐ筋肉で、その境に付いています。

実はこの筋肉、眼を動かすと必ず連動して働く筋肉なんです。だから、たくさん眼を使うような人は、この筋肉もたくさん使っていて疲労しているはずです。

この筋肉が頭痛を出す範囲は、下の図の赤い部分です。こめかみから耳の後ろまで頭痛が出ます。

後頭下筋 頭痛

後頭下筋群のストレッチ

これは仕事中でも出来る簡単な方法です。

  1. 両手を後頭部に当てる。
  2. 顎を引く(首は倒さない)。
  3. 両手を前方に押すように力を入れて、後頭部を伸ばす。
  4. 30~60秒伸ばす。

まとめ

緊張型頭痛を起こしやすい筋肉と、そのストレッチ方法についてご紹介しました。頭痛を引き起こす筋肉はこれで全部ではありません。他にも頭痛を出す筋肉はいくつかあります。全部は紹介しきれないので、特に症例の多い筋肉を3つだけ紹介しました。ストレッチも、ここで紹介した方法以外もあります。

整体やカイロプラクティックなどの治療家は、こういった知識を持っているため、頭痛がどの場所に出るかを患者さんに聞きます。それによって頭痛を引き起こしている可能性のある筋肉が分かるからです。

緊張型頭痛は、筋肉を緩めたり温めたりすることで軽減することが出来ます。しかし、根本的な原因は普段からの姿勢や体の癖にあります。何度も、繰り返し頭痛が出てしまう人は、一度、ちゃんと治療院で相談することをお勧めします。