ぎっくり腰の原因と癖になる理由

腰痛

ぎっくり腰を経験した人は分かると思いますが、何が起きたのか分からなくなる位に痛いですよね。

そしてぎっくり腰をした人は、1度だけでなく、2度、3度とぎっくり腰を繰り返すている人も少なくありません。

つまり、ぎっくり腰は癖になるということでしょうか?

まずはぎっくり腰を起こす2つの理由。

ぎっくり腰を起こす理由1:繰り返される負荷

例えば、手を軽く1、2回引っ掻くだけでは、大して痛くはありませんよね。でも、もし、何時間も同じ場所を引っ掻き続けていたらどうなると思いますか?きっと、皮膚は傷つき剥がれ、血が出て痛みが出ます。手を痛めないようにするには、皮膚が傷つく前に掻くのを一旦止めて、皮膚にかかった負担が回復するまで時間を空けたり、あるいは何らかの方法で皮膚を治療して、一度、負担をリセットする必要があります。一度リセットすれば、もう一度掻くことが出来ます。これを繰り返していれば皮膚が傷つき剥がれることはありません。

ぎっくり腰も同じです。

腰にかかった疲労が回復する前に、次の負荷がどんどん積み重なることで、徐々に筋肉に傷が付いてきて、ある時を境に許容できなくなり、傷が大きくなってしまい激しい痛みを出してしまう。ぎっくり腰にならないようにするには、一度、しっかりと腰にかかった負担をリセットしてから、腰を使うようにしていれば、ぎっくり腰は防ぐことが出来ます。

ぎっくり腰を起こす理由2:脳の問題

もし、あなたが何か物を持ち上げようとした際に、ぎっくり腰を起こしたのなら、脳に原因があるのかもしれません。

物を持とうとするということは、その際に、その物を持ち上げられるだけの力を出さなければなりません。それは、どうやって決めていると思いますか?いちいち「このぐらいの力を出そう」と意識して考えてはいませんよね。

脳の問題 その1 物の重さが予想外だった

人は、今までの経験によって、その物の重さを大まかにイメージして脳で力を出す強さを決めています。そのため、一度も経験したことの無い物を持とうとした場合は、そのイメージが上手く出来ないことがあります。

こんな経験ありませんか?

重たそうだと思って手に取ってみたら、実はとても軽くて、腕が大きく動いてしまったなんてこと。逆に、軽いと思っていたら、実は重くて体がよろけてしまったこと。

どちらの場合も、体に大きな負荷が瞬間的にかかります。この際にぎっくり腰を起こすことがあります。

脳の問題 その2 力の出力調整が出来ていない

その1は、物の重さが予想できなかったために起こることですが、そうではなく、何度も持ったことがある物を持った時にもぎっくり腰を起こすことがあります。その1より、こちらの場合にぎっくり腰を起こす人の方が多いと思います。

例えば、普段は50kgのバーベルを頭の上まで持ち上げられる人がいたとします。しかし、その人は前日に徹夜で仕事をしていて体だけでなく脳も疲れていたとします。その状態で50kgのバーベルを持ち上げようとしたらどうなるでしょうか?まず、途中で潰れてしまい怪我をします。なんとなく想像できますよね。

この場合は、物を持つ際に、どのくらいの力が必要か、ということは今までの経験から想像できているはずです。しかし、その力の出力を調整する働きを持つ部分(特に小脳)がちゃんと機能せず、イメージした力を出すことができません。それで、持ち上げようとした物の重さに体が耐えられず、ぎっくり腰を起こします。

ぎっくり腰は癖になる

ぎっくり腰を起こす理由1も2も、体または脳に「疲労」が蓄積していて、許容範囲を超えてしまったことで起きるということです。

様は、その許容範囲を広げるか、疲労の蓄積を定期的にリセットしていれば、ぎっくり腰を何度も繰り返すことは無いのですが、ほとんどの人が、一度ぎっくり腰が治った後に、そのことをせず、今まで通りの生活を行っています。すると、当然ですが、また疲労は蓄積していき、いつか許容できなくなり、再びぎっくり腰を起こします。だいたい、2~3年のペースで繰り返している人が多いようです。

筋肉に疲労が溜まりやすい人は、普段の姿勢や体の歪みを改善する必要があります。そうすることで、腰への負荷を減らすことが出来ます。さらに運動が出来れば、筋肉の耐久性の上昇や循環が良くなることでぎっくり腰を起こしにくくなります。肉体の疲労は自分でも感じやすいので、ある程度コントロール出来ると思います。

厄介なのは脳の疲労です。筋肉の出力を調整している脳の働きを検査すれば、正常かどうかは分かりますが、これはなかなか自分で認識するのは難しいと思います。ただ、ストレスやアルコールはその機能を低下させるので、注意してください。

まとめ

ぎっくり腰が癖になっている人は、一度、しっかりと自分の体を向きあって下さい。体の歪みや脳の疲労などは、自分ひとりで解決するのは難しい場合もありますので、できれば一度、専門家の人に相談することをお勧めします。

一つだけ、すぐにできることを教えます。

それは運動です。

運動は筋力をつけたり、持久力をつけられるだけでなく、ストレスへの耐性を上げたり、ストレス発散の効果があります。まずは、ラジオ体操でも構いません。全力でラジオ体操をすれば、意外と運動効果があります。