ドーパミンと記憶と運動

こんにちは、中央林間カイロプラクティックオフィスの興津です。

白馬岳を登り切った時は、ドーパミンがドバッと出るような達成感がありました。
登山は運動にもなるのでお勧めです。

セロトニンの投稿からだいぶ期間が空いてしまいましたが、ドーパミンについて書きました。

ドーパミンが深く関わるのは報酬系です。

報酬系は、何か有益な経験をするたびに活性化する神経構造の集まりです。何か良い事を経験すると脳がドーパミンを出す。

ドーパミンが出ると、幸福感やモチベーションの向上、欲望、渇愛、ポジティブ思考、などに繋がります。

これだけ見ると、じゃぶじゃぶドーパミンを出した方が良いように感じますが、それはちょっと危険なんです。

なぜかというと、依存性があるからです。依存性が高まると、快楽のために道徳心を無視してしまいます。典型的な依存症は麻薬です。

前頭葉とドーパミン

~前頭葉の働きの一例~

前頭葉はドーパミン感受性ニューロンからなります。そのため、ドーパミンの低下は前頭葉の働きを低下させます。前頭葉の働きは、大まかに言うと

• 対側の随意運動
• 認知的成熟
• 動機
• 学習
• 社会的行動

前頭葉の機能低下は、大まかに言うと
• うつ
• 感情、意欲、人格の喪失
• 反社会的行動を抑止できない
• 善・悪の判断ができない
• 行動に対する結果の予測ができない
• 作業(短期)記憶(ワーキングメモリ)の障害
など、社会性、行動や言動の制御、記憶に影響がでます。

記憶

記憶には短期記憶(ワーキングメモリ)と長期記憶があり、短期記憶は数秒から数時間の記憶で、例えば友達の電話番号を一時的に覚えて電話をかける、というような記憶です。

短期記憶は前頭葉の働きの一つです。そして、短期記憶は選択的に長期記憶に変換され、内側側頭葉や海馬に保存されます。

パーキンソン病

ドーパミンの欠乏と聞いて、まず思い浮かべるのはパーキンソン病ではないでしょうか。

パーキンソン病は振戦(手足の震え)、動作緩慢(動作の鈍さ)、筋固縮(筋肉の固さ)、歩行障害、姿勢反射障害など、運動調節機能に症状が現れます。

現在この病気を治す方法は無いので、とにかく早い段階で対処することで症状の進行を抑えることが重要になります。

ドーパミンの合成

さて、ここからが本題ですが、前知識として以前セロトニンの記事で書いた神経の健康について予習しておいてください。

ドーパミンは以下の工程で作られています。

  1. タンパク質の摂取
  2. タンパク質を分解してPhe(フェニルアラニン)を取りだす
  3. フェニルアラニンが酵素の働きによってチロシン(Tyr)に変換
  4. LNAA(大型中性アミノ酸)トランスポーターに乗ってBBB(血液脳関門)を通過する
  5. 酵素の働きによりドーパミンが作られる

図中の濃緑の文字は酵素です。青文字(この中に鉄があるのに注目)は必要な栄養素やホルモンです。

問題がなければ以上の様な流れでドーパミンが作られます。

しかし、ドーパミンの生産を妨げるものがあります。それはBCAA(分岐鎖アミノ酸)の存在です。BCAAは必須アミノ酸の内のバリン、ロイシン、イソロイシンの3つのものを示します。

TyrはLNAAトランスポーターに乗ることでBBBを通過することが可能になるわけですが、LNAAトランスポーターにはBCAAも乗ることができ、両方とも乗ることはできません。

LNAAトランスポーターに乗るための優先順位はBCAAの方が高いため、BCAAをなんとかしておかなければなりません。

運動

以下はセロトニンで書いたことと同様です。

BCAAがLNAAトランスポーターに乗って脳へ行かせない様にするには、BCAAを末梢の細胞で消費させてあげなければなりません。そのために必要なのが運動です。

運動することによってBCAAは分解され筋肉を作るために使われます。

さて、運動するためには当然ですがエネルギーが必要です。

エネルギーはATPが分解される時に作られるんでしたよね。そして、そのATPにはグルコースと酸素が必要。

治療院紹介

大和市の中央林間で10年以上続く整体院です。どこに行っても治らない体の問題でお悩みならご相談ください。本気で改善したい人には向いていますが、気持ち良さを求めている人に向いていません。

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