肋骨の下、脇腹の痛み【腹式呼吸出来ますか?】
こんにちは、中央林間カイロプラクティックオフィスの興津です。
私は肋骨の下や脇腹に痛みはありません。
腹式呼吸もちゃんと出来ます。
肋骨の下の方の痛みの相談を受けることがあります。
もし、姿勢や動作の影響がなく常に痛みがある場合は、まずは内科へ行ってください。
右側であれば、もしかしたら胆のうや肝臓の病気があるかもしれません。
今回の記事は、筋骨格系の問題によって起こる肋骨下の痛みについてです。肋間神経痛についても除外します。

肋骨下の痛みは横隔膜が原因

結論から書きます。
横隔膜の問題で最初の図の赤い部分に痛みを出します。
そして、それは猫背の人に多く見られます。
猫背の人は、座っていると肋骨の下の方が圧縮された状態になるので硬くなりやすいです。さらにその状態だと、お腹で呼吸することが難しくなり、普段から胸で呼吸をしています。
横隔膜は胸式呼吸ではほとんど動かず、腹式呼吸の時によく動きます。
だから、たとえ猫背でなくても普段から胸で呼吸している人は注意が必要です。
横隔膜が硬くなっている人の肋骨下部を指でなぞると、すごく硬くなっています。横隔膜が柔らかい人は、指を肋骨の下に滑り込ませることが出来ますが、硬くなっている人は、指が入りません。
もし思い当たる人は、肋骨の下に指を入れてみてください。おそらく入らないか、あるいは強い痛みがあるかもしれません。
指が入らないからと言って、あまり無理して指を突っ込まないようにしてください。
腹式呼吸で横隔膜を動かそう
上でも書いたように、腹式呼吸の時に横隔膜が動きます。
だから、横隔膜が硬くなっている人は、腹式呼吸のトレーニングをすることで横隔膜を動かしてストレッチします。
しかし、肋骨の下の方に痛みがあり、横隔膜が硬くなっている人に「腹式呼吸をしてください」というと、たいていの人が腹式呼吸が出来ません。
どうやってお腹(横隔膜)を動かしたらいいのか分からないんです。
なのでトレーニングが必要です。
腹式呼吸のやり方は以前書いた記事の中で紹介していますので、そちらをご覧ください。
【自律神経失調】呼吸で自律神経を整える方法

なれてくれば、腹式呼吸と胸式呼吸を意識的に入れ替えたりする事も出来るようになります。
以前の記事でも書いていますが、呼吸によって副交感神経の活性化もできるので、これが出来るようになっておいた方がいいと思います。
それでも、横隔膜の硬さが取れないようであれば、徒手的に緩める方法もあります。
息を吐いてお腹が凹んで行く時に、指を肋骨の中に滑り込ませると言う方法ですが、自分でやると上手く出来ない人も多いので、そういう場合は治療家に相談してみてください。