【ぎっくり腰の原因と予防】繰り返すぎっくり腰の本当の原因は“脳”にある?
「荷物を持ち上げた瞬間に腰が“グキッ”…」そんなぎっくり腰を、あなたは何度も繰り返していませんか?

ぎっくり腰の原因は、一般的に「筋肉疲労」「姿勢の悪さ」「重いものを持つ動作」と言われていますが、実は脳、特に“小脳”の働きの問題が隠れている可能性があります。
本記事では、ぎっくり腰の原因と予防について、脳科学や神経生理学の視点から詳しく解説します。現在、ぎっくり腰を起こしていて、対処方法を探している人は、「ぎっくり腰・寝違えを起こしたときに取るべき行動」をご覧ください。
脳とぎっくり腰の意外な関係
ぎっくり腰は「一度もなったことがない人」もいれば、「年に何度も起きてしまう人」もいます。
特に、
- 荷物を持ち上げようとしたとき
- 姿勢を変えたとき
に、ぎっくり腰を何度も起こす方は、筋肉だけではなく「脳の運動調整機能」の低下が原因の一つかもしれません。
脳には、体を動かす前に「どのように体を動かすか」「どれくらいの力が必要か」を予測し、出力を調整する働きがあります。この働きに関わっているのが小脳になります。

例えば、「2リットルのペットボトルを持ち上げるくらいなら、この位の力で持ち上げられるだろう」と脳では予測してから、動作を開始します。この予測が間違って、ペットボトルを持ち上げるために必要な力が不足してしまったとします。
すると“誤った力加減”によって、不足した力が腰に大きく掛かり、ぎっくり腰の直接的な原因になるのです。脳での予測と力の出力が正しく発揮できていれば、無理な負荷を避けることができるのです。
姿勢を変えるときに起きるぎっくり腰
ぎっくり腰は、物を持つ動作だけでなく、姿勢を変えるときにも起こります。立ち上がる、振り返る、かがむ…こうした動作の際にも、小脳を含めた脳の予測と出力の調整が外れると、余計な負担が腰に集中し、結果的に痛めてしまうのです。
ぎっくり腰の予防法:小脳の働きを高めるには?
何度もぎっくり腰を繰り返している方は、「筋肉を鍛える」よりもまず、小脳の働きを改善するトレーニングが有効かもしれません。
おすすめの予防アプローチ
小脳は姿勢制御や、タイミングを合わせた動作をするときに活性化します。
そこで、
- リズムに合わせた動作(軽いダンスやステップ運動)
- バランストレーニング(片足立ちなど)
などが、小脳の働きを高める効果があります。
小脳の働きが低下している人は、もともと、こういったことが苦手かもしれません。苦手と言うことは、小脳がうまく機能していないということでもあります。当院では、こうした神経学的アプローチを取り入れた施術で、ぎっくり腰の根本原因にアプローチしています。
この記事を書いた人
中央林間カイロプラクティックオフィス 興津 尚之
カイロプラクター
日本カイロプラクティック徒手医学会 正会員
マニュアルメディスン研究会 正会員
公益財団法人 日本スポーツ協会 認定スポーツプログラマー
Bachelor of Engineering(工学)

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