30代女性/仕事:事務/運動していない

主訴:目の奥の頭痛

頭痛

痛みが出た時の状況

もともと片頭痛持ち。長時間、座って仕事をしていると午後から頭痛が出てくる。最初は、重いような感じの頭痛が、時間がたつとズキズキと脈を打つような痛みになる。

普段は左側の後頭部(髪の毛の生え際)や頭のてっぺんに頭痛が出ることが多い。側頭部に頭痛が出ることもある。半年ほど前から、ときどき左目の奥に鋭い頭痛が起こる。痛みが酷いときは鎮痛剤を飲むようにしている。整体やマッサージを受けると一時的に楽になる。

痛みの強さ(10が最大で日常生活困難):7~8(目の奥に痛みが出ているとき)

見立てとアプローチ

目の奥の頭痛に関してですが、胸鎖乳突筋という首の横に付いている筋肉が、同様の症状を出すことがありますが、この方の場合、症状の出る範囲などを考えると、もう一つ疑わなければいけない原因があります。

それは大後頭神経痛です。あまり聞きなれないかもしれません。首の上部の骨の間から出た神経の一部が、後頭部へ周り、頭のてっぺんにまで伸びています。そこで、三叉神経という顔の感覚を支配している神経と繋がりをもちます。大後頭神経が刺激されると、その刺激が三叉神経まで伝わり、目の奥に痛みを出します。

この方は後頭部の一部を押すと、目の奥まで響く痛みが出ます。さらに、首の付け根部分と額で、左右で感覚(チクチクする痛み刺激の伝わり方を検査)の違いが起こっているので、この方の症状の原因は大後頭神経痛の可能性が高いと考えます。

これは上部の首の骨の歪みや、後頭部周辺の筋肉への負担が大後頭神経を過剰に興奮させてしまう要因になります。

首の歪みと周辺の筋肉を緩め、体全体のバランスを整える施術を行い、首の筋肉のエクササイズを指導。2回目、頭痛は出るが、目の奥に痛みは出ていない。4回目(初回から1ヶ月後)、頭痛の頻度や強さは随分軽減してきているし、目の奥の頭痛は、その後、一度も出ていない。

頭痛の場合の多くは、姿勢の改善がセットになります。